小説『あんずとぞんび』の発売について
2025年4月23日(水)、ポプラ社より、待望の『あんずとぞんび』が発売されます。本作は、第12回ポプラ社小説新人賞で奨励賞を受賞した作品で、著者の坂城良樹氏が描く心温まる物語です。
あらすじ
物語の舞台は、未知のウイルスによってゾンビがあふれた不気味な世界。孤独を抱えて引っ越してきた小学生のあんずは、学校で友人たちからいじめを受けます。その時、彼女を助けてくれたのが、同じアパートに住むゾンビのおじさんです。彼は人を襲わない善良な存在ですが、社会からは心無い扱いを受け、孤立しています。あんずとおじさんは、互いの存在が互いにとって小さな光となることを学んでいきます。
登場人物たちの感情
この物語では、あんずやゾンビのおじさん、さらには周りの人々が抱える感情が豊かに描かれています。いじめ、偏見、差別といったテーマに加え、孤独な者同士の絆を描くことで、読者はさまざまな思考を巡らせることができます。選考会でも、多くの称賛の声が寄せられました。
書店員さんの感動の声
この作品を手にした書店員たちからも感動の声が続出しています。文真堂書店の新井さゆり氏は、「絶望と希望のはざまが炙り出されていて、正しく生きるとは何かを考えさせられる」と語ります。また、福岡金文堂の伊賀理江子氏も、「ラストの清々しさがたまらない。この本は希望です」と力強く支持しています。
著者について
坂城良樹氏は京都府出身で、2023年第12回ポプラ社小説新人賞で奨励賞を受賞し作家デビューを果たしました。彼は「物語の力が必要だと信じている」と語り、読者に勇気を与え、困難な状況に立ち向かう力を与えることを作品のテーマにしています。
書籍の詳細
- - タイトル: あんずとぞんび
- - 著者: 坂城良樹
- - 定価: 1,980円(10%税込)
- - 発売日: 2025年4月23日(水)
- - 書誌ページ: ポプラ社書誌ページ
- - Amazonページ: Amazonで購入
この作品が読者にとって希望や勇気の源となることを願っています。『あんずとぞんび』を手に取り、厳しい現実を共に乗り越える感動の旅を体験してください。