アジア発XR企業「VISIONARIES 777」が日本法人を設立し東京へ本社移転

VISIONARIES 777が日本に進出

アジアを代表するXR企業、VISIONARIES 777が日本法人を設立し、東京へ本社を移転した。これにより、同社は日本市場を拠点に事業の本格展開をスタートさせる。2025年8月に設立された株式会社VISIONARIES777の代表取締役には長山太陽男が就任。グローバルCEOのデイビッド・カスタネーダをはじめ、ニコラス・ガイヨン、フランツ・ラゾルネの3名の共同創業者が会社を運営していく。

初の日本イベント

移転に際して、12月5日には渋谷のPLUG and PLAYにてローンチイベントが開催された。イベントでは、グローバルCEOデイビッドが日本市場におけるビジョンを示し、長山代表が日本での今後の取り組みについて説明した。ニコラスとフランツもそれぞれラグジュアリーブランドおよび自動車業界向けのケーススタディを発表し、グローバルプロジェクトマネージャーの陳尚揚は同社の新ソフトウェア「INSPEKLY」を紹介した。

アジア発のグローバル企業へ

VISIONARIES 777は、香港、シンガポール、ベルリンを拠点に成長を続け、特に自動車ブランドや高級時計、ジュエリーに対するXRソリューションを提供してきた実績を持つ。ハイエンドからマスマーケット向けまで幅広いニーズに柔軟に応える体制を整えた同社は、クライアントが求める最適なソリューションを提供する、まさに“XR業界のスーパーマーケット”とも称される存在だ。

日本への本社移転は、同社のクロスボーダー活動を強化し、さらなる成長を図るための戦略の一環として位置づけられている。デイビッドは「日本は独自の美意識とクリエイティブが求められる市場であり、我々の企業理念にフィットします。これからのアジア発XR企業として、東京が拠点に相応しいと考えています」とコメントした。

長山代表も「日本に本社を置くことで多様な企業とのコラボレーションが可能になる」と語り、日本の安定性や経済規模を活かしながら、グローバル企業へ向けての活動を強化していく意思を示した。

展望とサービス

VISIONARIES 777は、企業の課題解決を支援するカスタムメイドのXR施策を提供し、特にスタートアップ向けのテクノロジーを駆使していく。また、日本の大手企業も顧客にもち、施設管理や製造業向けのデジタルソリューションのサブスクリプションサービスも展開している。このようなサービスにより、企業は効率的で革新的な運営が可能になる。

アジア発のXR企業として世界に名を馳せてきたVISIONARIES 777は、今後も多様な取り組みを通じて、日本を基盤にグローバルなスケールでの成功を目指していく。