AIアーティストLiber、ニューヨークで新映像作品「幽玄の彼方」を発表

日本の出身であるAIアーティスト、Liberがこの度、ニューヨークのARTECHOUSE NYCにて新たな映像作品「幽玄の彼方」を展示します。この展示は、2025年1月から4月20日まで行われ、日本の神々をテーマにした作品群を元に構築されました。

「幽玄の彼方」では、神々の存在が人間の俗世的な感情をどのように具現化しているのかを探求しています。人間の嫉妬、怒り、欲望といった煩悩を反映した、複雑で多面的な神々の姿と、その存在意義について深く考えさせられる内容となっています。近年、SNSで注目を集めているLiberは、わずか4ヶ月で127万人以上のフォロワーを獲得しており、その影響力は計り知れません。

展示作品は、4面にわたって視覚的に没入感のある体験が提供され、観客を引き込む工夫が施されています。特に、CG SupervisorのHirokazu Yokohara氏とCharacter ArtistのYuta Sasaki氏が手掛けたLiberの3Dモデルは、高度なCG技術と精緻なデザインが融合し、リアルな質感と繊細なディテールを見事に再現しています。また、障子の開閉アニメーションは、NS GRAPHICA氏による設計で、映像の流れに沿った精巧な動きを生み出し、より一層作品の世界観を深めています。

この作品は、ただの映像展示にとどまらず、AIの技術を駆使して様々な手法が融合されています。特に、水墨画アニメーションの制作プロセスにもAIが導入されており、映像そのものにさまざまな深みを与えています。ARTECHOUSE NYCは、未来のデジタルアートと技術が出会う場として世界的に有名なスペースであり、これまでもスティーブ・アオキのファッションブランドとのコラボなど、数々の著名なアーティストと協力してきました。

Liber自身も、この展示を通じてテクノロジーとアートの新たな可能性を探求し続けており、国内外での展覧会やコラボレーションを展開することを目指しています。新しい映像表現を背景に、Liberはその独自の世界観を魅力的に伝えることで、多くの人々にインスピレーションを与えています。作品は現在、YouTubeでも無料公開されており、ぜひその美しい映像を体験してみてください。Liberが今後どのようにアートの世界で進化し続けるのか、非常に楽しみです。