モリサワ、Figma用無料プラグイン「PMF by Morisawa Fonts」を発表

モリサワがFigma向けに新プラグインをリリース

株式会社モリサワは、デザインコラボレーションツール「Figma」向けの無料プラグイン「PMF by Morisawa Fonts」を発表しました。このプラグインにより、Figmaのエコシステム内で多様なモリサワフォントを効率的に使用できるようになります。

近年のデザイン業界の変化

近年、Figmaを利用したクラウドベースのデザイン環境が急速に普及しており、デザインプロセスの多様化が進んでいます。それに伴い、フォントの選定や利用方法も従来のスタイルとは大きく異なり、新たなアプローチが求められるようになりました。「PMF by Morisawa Fonts」は、そんなニーズに応える形で登場しました。

プラグインの主な機能

以下の機能を通じて、デザイン制作の効率化を図ることができます。

1. 多彩なモリサワフォントの利用
ユーザーはFigma内で「UD新ゴ」「リュウミン」「ゴシックMB101」など、人気のあるモリサワフォントを無料で利用できます。ライセンス契約が無くても使用できるため、幅広いユーザーがこのプラグインを利用することができます。

2. 文字属性の設定
フォント選定において重要な字間やプロポーショナル調整が可能です。また、縦書き機能（β版）を搭載しているため、縦型コンテンツでの使用にも最適です。

3. テキストのパス化・復元
FigmaでテキストをSVG形式にパス化でき、デザインの調整後に元の状態へ戻すことも可能です。これにより、異なるフォント環境を持つチーム間でも円滑なコラボレーションが可能になります。

活用シーンのご紹介

このプラグインはさまざまな場面で役立ちます。例えば、UI/UXデザインのプロトタイピングやデザインシステムの調整、さらにはSNS用バナーやプレゼン資料のフォント選びなどで効果を発揮します。特に直感的なUIが求められる現代において、わかりやすいデザインと明確なブランド表現には欠かせないツールと言えるでしょう。

Morisawa Fontsとは

Morisawa Fontsは、グラフィックデザインやWebデザインに必要なフォントを柔軟に提供するクラウド型のフォントサブスクリプションサービスです。事業規模に応じた対応も行い、国内外のクライアントに向けて提供しています。2024年からはシンガポール向けの販売もスタートするなど、グローバルなプロジェクトへの展開も進めています。

お問い合わせ

「PMF by Morisawa Fonts」についての詳細や、利用方法については、モリサワの公式ウェブサイトやFigmaコミュニティを通じて確認できます。興味のある方はぜひダウンロードして、デザイン制作の効率化を体験してみてください。
これからもモリサワは、クリエイターの表現の自由を支え、高品質なフォントをより身近に提供する努力を続けていきます。