NoMyが新たな挑戦へ
2025-05-07 09:17:40

NoMy Japanが日本甜菜製糖から125万ユーロの資金調達を実施し、マイコプロテイン生産を加速

近年、食料供給がますます求められる中、持続可能で新しい形のタンパク質供給源が必要とされています。その流れに乗り、NoMy Japan株式会社は日本最大の製糖会社、日本甜菜製糖株式会社から125万ユーロ(約2億円)の資金を調達しました。この資金は、同社が推進するマイコプロテイン技術のさらなる発展を促進するために重要な役割を果たすものです。

NoMy Japanは、ノルウェーに本社を置くNorwegian Mycelium ASの子会社として設立され、マイコプロテインの商業化に取り組んでいます。マイコプロテインは、糸状菌を用いたタンパク質で、食糧不足の解決策として注目されています。特に、日本国内におけるマイコプロテイン製品の開発加速が期待されています。

今回の資金調達は、日本甜菜製糖とのパートナーシップを強化し、甜菜加工の副産物を利用してマイコプロテインを生産する取り組みを加速させるものです。具体的には、甜菜の生産過程で生じる廃棄物を有効活用し、持続可能な形でタンパク質を供給することを目的としています。

日本甜菜製糖は、糖の生産において業界のリーダーであり、環境に優しい製品の提供に注力しています。同社の代表取締役、石栗秀氏は、「てん菜は高い二酸化炭素吸収能力を持ち、これを活用することで新たな産業が生まれる」と述べており、マイコプロテインの生産が持つ意義を強調しています。

NoMy Japanの代表であるDavid Andrew Quist氏も、この協力関係を大変嬉しく思っており、双方の持続可能性への取り組みが一致していることを評価しています。また、彼は「自然循環型の食料システムを創造するというNoMyのミッションに向けて、今後も共同で取り組んでいく所存です」とコメントしています。

持続可能な食品供給の重要性が増している現代、NoMyのマイコプロテイン生産は、注目を集める存在として期待されています。特に、タンパク質の安定供給や食料安全保障への対応が求められる中、マイコプロテインの位置付けはますます明確なものとなるでしょう。

ノルウェーを拠点に発展してきたNorwegian Mycelium ASは、オスロで設立され、菌類を基盤にした持続可能なソリューションの開発に取り組んでいます。日本市場における展開も視野に入れ、2024年1月にはNoMy Japan株式会社を設立しました。この新会社は、日本国内でのマイコプロテインの需要に応えるべく、製造・販売を進めています。

時代の変化に合わせて食料供給の方法も進化していく中、NoMyと日本甜菜製糖の連携は、新しい形の持続可能な産業を創出する大きな第一歩となるでしょう。今後の展開に注目が集まります。


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会社情報

会社名
NoMy Japan株式会社
住所
北海道札幌市中央区南一条西1丁目15-3-3F LIGHT OFFICE
電話番号
090-4418-3865

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