子どもたちが楽しく学ぶ雑がみ分別体験
2026年7月29日・30日に開催された「こども霞が関見学デー」では、子どもたちに社会や政府施策について知識を深めてもらうことを目的として、環境省などの各府省庁がさまざまなプログラムを実施しました。その中でも特に注目を集めたのが、こどもエコクラブ全国事務局と公益財団法人古紙再生促進センターによる体験型プログラム「ザッツ・雑がみ」です。これは、雑がみの分別を楽しく学べる内容となっています。
雑がみ分別の楽しさを体験
「ザッツ・雑がみ」では、参加した子どもたちが身近にある紙類を手に取り、「これはリサイクルできるのか?」という問いに挑戦するゲームを通じて、正しい分別について学びました。このプログラムには、未就学児から高校生まで約200名が参加し、家族や友人と共に楽しみながら分別に挑みました。
ゲームでは、机上に並べられたさまざまな紙類の中から、雑がみとしてリサイクルできるものを制限時間内に探し出すという内容です。身近なトイレットペーパーの芯や封筒、お菓子の箱などが題材となり、子どもたちは「これはどうかな?」と興味を持ち、ヒントを参考にしながら一つ一つ考えて分別していました。
正解発表の際には、「思った通りだった!」「そうだったのか!」という感動の声や、「じゃあ、これはリサイクルできる?」と、雑がみに関する質問が飛び交う場面も見られました。
大人も参加!家族で学ぶ機会
このプログラムには子どもだけでなく、保護者も同伴し、一緒に学ぶ姿が印象的でした。普段何気なく捨てていた紙類について、「これもリサイクルできる!」という新たな発見をする場面が多数ありました。
プログラム終了後には、「お家でもやってみよう」と会話する親子も見受けられ、参加体験が家庭内の分別について考える機会を提供しました。また、ゲームをクリアした参加者には「雑がみマスター」や「雑がみキング」の称号が贈られ、全員に「雑がみさまを探せ!」ツールセットがプレゼントされるなど、楽しい体験が提供されました。
雑がみのリサイクルを考える
「雑がみ」は私たちの日常生活の中でまだまだ活用できるリサイクルの資源です。しかし、すべての紙類が雑がみとしてリサイクルできるわけではありません。このプログラムでは、参加者に「これはリサイクルできるかな?」と考えることから始まり、資源の循環を意識する第一歩を促しました。
「ザッツ・雑がみ」では最後に、参加者へ地域の雑がみ分別ルールを確認するよう呼びかけました。自治体によって分別方法が異なるため、実際に雑がみを出す際には調査が重要です。
環境学習の取り組みへ
ケーススタディとして「ザッツ・雑がみ」を実施したのは、こどもエコクラブと古紙再生促進センターの共同の取り組みです。こどもエコクラブでは、子どもたちの環境活動を支援しており、古紙再生促進センターは学校での出前授業や地域のイベントを通じてリサイクルの重要性を広めています。
このプログラムを通じて、子どもたちは楽しみながら雑がみについて学び、「家でも雑がみを探そう!」と思うきっかけを得ることができました。今後も両者は協力し続け、子どもたちが身近な環境問題について「知る」「考える」「行動する」きっかけを提供していくことでしょう。
古紙再生促進センターの展望
古紙再生促進センターの川上正智専務理事は、「今回、こどもエコクラブとの連携により、子どもたちに雑がみの分別体験を提供できてうれしく思います。ゲームに楽しんで参加した子どもたちの姿は、未来の環境への思いを感じさせるものでした。今後も様々な団体と連携して、楽しく学べる機会を提供し、紙の資源循環を進める活動を続けていきます」とコメントしています。