災害対策として特許を無償開放！ENNEの新しい取り組みとは

ENNEによる社会貢献と発電機の無償開放について

ENNE社は災害対策に向けた新しい取り組みとして、自社の特許を無償開放することを決定しました。対象となる特許は、特定原付に関するもので、2025年7月5日まで利用可能です。この措置は、現在または将来特定原付を製造する業者に向けられています。

特許第7387218号の無償開放は、単なる利益を追求するものではなく、社会全体に貢献するための試みです。自社の利益だけでなく、持続可能な未来を作り出す努力を払おうとする意図があります。他の企業、例えばトヨタ自動車がハイブリッド車の技術を無償提供しているのと同様、ENNEもクリーンなエネルギーおよび市場の競争を促進し、業界全体の発展を目指しています。興味のある業者はぜひお問い合わせを。

ENNE T350 Pro Maxの技術

ENNEが開発したT350 Pro Maxは、USB給電を可能にする充電システムを搭載しています。これにより、災害時にはペダリングによってバッテリーを充電することができます。充電配線は工具なしで簡単に取り付け可能で、既存製品への後付けもできます。これにより、災害に対する備えとしての機能が大幅に向上します。

当社のスタッフには東日本大震災を経験したメンバーが多くおり、彼らの体験をもとに必要な技術を開発してきました。震災時、携帯電話の充電のために遠くの避難所まで行った経験からも、非常用の電源の必要性を強く感じています。ENNEは、今後の災害に備えるための製品を提供し続ける考えです。

新たな発電機能を持つENNE T350 Pro

2023年6月に販売を開始したENNE T250は、特定原付として初めてのペダル付きモデルで、瞬く間に10000台以上を販売しました。この成功を受けて、発電機能を8倍に強化した新モデル、ENNE T350 Proが登場しました。

T350 Proは専用のコンバーターキットを搭載し、ペダリングによる発電が可能です。低速でも発電が行えるため、実用的で効率の良い利用ができるのが特徴です。新設計のアクセルを利用することで、電動バイクとしても通常の自転車としても利用可能です。また、発電機能の特許も取得しており、これによってバッテリーの持続時間を大幅に改善しています。

機能と使い方

日常的にはアクセルを使用し電動バイクとして走行できますが、バッテリーが切れた際にはペダリングによって発電を行うことができるため、最悪の事態を避けることができます。他の特定原付モデルではバッテリーの持続性が保障されていない中、T350 Proは圧倒的な長寿命を誇ります。この発電機構は特許第7387218号により保護されています。

また、ENNE T350 Proは回生ブレーキ機能も搭載していますが、一般的には時速25km/h以上での利用が求められるため、日常使用時のリスキーな部分を取り除く選択として、発電ユニットの搭載が最適と考えました。