東京都知事選挙：候補者の政策比較！満員電車対策や関東大震災への考え、注目は？

7月7日に迫った東京都知事選挙。TBSラジオ『荻上チキ・Session』（平日18時～21時生放送）では、立候補者56人全員に公開質問状を送付し、そのうち25人（7/2時点）から回答を得ました。

今回の質問では、公務員改革や記者会見、生活困窮、満員電車、関東大震災、最近読んで面白かった本など、10項目を網羅。各候補者の政策や考え方、そして意外な一面まで垣間見える回答が寄せられました。

満員電車対策：各候補者の具体的な提案とは？

都心の満員電車対策について、小池百合子氏は、鉄道の複々線化による混雑緩和に加え、ハード・ソフト両面からの対策強化を強調しました。一方、蓮舫氏は、電車内の混雑状況の可視化による適正乗車とホームドア推進によるダイヤ安定化を提案。石丸伸二氏は、都内外における人口リバランスを、田母神俊雄氏は、時差出勤やリモートワークの促進と交通各社との連携をそれぞれ重要視しています。

関東大震災時における朝鮮人犠牲者慰霊式典：追悼文送付への各候補者の姿勢

現在の小池都政では、関東大震災時における朝鮮人犠牲者慰霊式典への追悼文送付を見送っています。この方針を再検討するかどうかの質問に対し、小池氏は、これまでの主張を維持し、すべての犠牲者に思いを寄せることを表明。蓮舫氏は、要請があれば真摯に検討すると回答しました。石丸氏は、小池都政の意思決定プロセスを精査した上で判断したいとし、田母神氏は、追悼文は送らないと明確に回答しました。

候補者の意外な一面も！最近面白かった本や映画は？

候補者たちのプライベートな一面が垣間見える質問として、最近読んで面白かった本や映画を尋ねました。小池氏は『失敗の本質』（ダイヤモンド社）、蓮舫氏は塩田武士氏の『存在のすべてを』を挙げました。一方、石丸氏はアニメ化された漫画の『怪獣8号』、田母神氏もアニメ化された漫画の『進撃の巨人』を挙げ、意外な共通点が見られました。