エキナカ新スポットワークサービス「キューキャス」の実用化
JR東日本グループのエキナカ商業施設「エキュート」は、株式会社JR東日本クロスステーションデベロップメントカンパニー(以下「JR-Cross」)と株式会社Matchbox Technologies(以下「マッチボックス」)による新しいワークサービス「キューキャス」の実証実験を開始します。
この実験は、2026年の4月から7月まで行われ、エキュート内のショップに特化した人材マッチングプラットフォームを提供します。「キューキャス」は、エキュートで必要な業務オペレーションを習得した人材を「ショップ」と「求職者」の間で効率的に結びつけることを目的としています。
新サービス「キューキャス」の特徴
「キューキャス」は、簡単に言うと、エキナカにおける「スキマバイト」サービスです。具体的には、以下のような特長があります。
- - ワーカー向け: 「キューキャス」を通じて新たに働くワーカーは、JR-Crossによる事前研修を受け、エキュート内での共通ルールや接客のマナーを習得します。この研修は有給で提供され、安心して即戦力としてショップで活躍できる環境を整えています。
- - ショップ向け: ショップにとっては、基本的な業務を習得した人材がすぐに活用できるため、現場での教育コストを大幅に削減できます。
背景と必要性
日本国内では人手不足がますます深刻化しています。エキュートにおいても、約74%のショップが人手不足に対して不安を感じているとの調査結果が出ています。このような状況下では、信頼できる人材の確保が急務です。「キューキャス」の導入により、信頼性の高い人材を継続的に確保する新たな仕組みの構築が期待されます。
実証実験の目的と期待される効果
この実証実験では、「キューキャス」がエキナカショップの運営安定化、およびサービス向上にどの程度寄与するかを検証します。JR-Crossは、こうした実験を通じて、「エキナカを一緒に作り上げていく仲間を増やしたい」としています。
- - ワーカーの活かし方: 駅という特性を活かし、多様なショップでの勤務機会を提供し、ワーカーが自分のライフスタイルに合わせて働くことが可能です。
- - ショップの利点: 教育済みの即戦力を求めるショップは、スムーズな運営ができ、顧客サービスの質を保つために大きなメリットを享受することができます。
今後の展望
JR-Crossは、「キューキャス」を通じてショップとワーカーの双方が利益を得られる「持続可能な人材確保のかたち」を探求しています。エキナカというユニークな環境における新しい働き方の可能性を模索し続けることが、この試みの最終的な目標です。
実施概要
- - 実施期間: 2026年4月から7月末まで
- - 実施場所: JR上野駅構内 エキュート上野とJR日暮里駅構内 エキュート日暮里
このように、エキナカの新たな働き方を提案する「キューキャス」は、深刻な人手不足を解消し、ショップやワーカーの双方にとって安心できる環境を提供することを目指します。今後の実証実験の結果に注目です。