D×Pとあなたのいばしょが連携し若者支援の新たな手段を確立

D×Pとあなたのいばしょの連携

D×P（大阪府大阪市、理事長：今井紀明）と、あなたのいばしょ（東京都千代田区、理事長：根岸督和）が新たに連携体制を構築し、若年層の生活困窮者への支援を強化します。これにより、相談者がさらに多くの支援を受けられる環境を整えることが期待されます。

新たなサポート窓口の誕生

この連携では、あなたのいばしょが提供する「あなたのいばしょチャット相談」を通じて、D×Pの「ユキサキチャット」へつなぎます。これにより、経済的に困窮している若者が、食糧や生活資金を得る可能性が高まります。コロナ禍以降、若者の生活福祉が深刻化している中、支援を必要とする若者はますます増加しています。

D×Pでは、13歳から25歳までの若者を対象にLINEを通した相談サービス「ユキサキチャット」を運営しており、経済的支援の提供や相談業務を行っています。これまでにも、多くの若者が生活の立て直しを求め、サポートを対面で受けることが難しいため、オンラインでの支援を強化する必要があります。特に、物価高の影響で困窮する層への支援を拡充するため、他機関との連携が求められています。

対象となる相談者

この新たな支援策は、2025年4月1日から運用を開始し、LINEを使用する13～25歳の生活困窮者を対象とします。食糧や生活資金に困っている、また今後生活が不安定になる可能性がある若者たちが主な対象です。あなたのいばしょの「チャット相談」では、悩みを持つ若者が直接アプローチできる窓口が設けられ、必要なサポートへと結びつく仕組みを構築します。

ユキサキチャットの役割

「ユキサキチャット」は、主に不登校や引きこもり、経済的困難を抱える若者が相談できるLINE相談窓口であり、利用者の希望を聞き入れながら次のステップをともに考えます。公的機関や他のNPOとの連携を強化し、福祉制度へとつなげるのが特徴です。累計登録者は16,000名を超え、全国から日々多くの相談が寄せられています。「食事が十分に得られない」「生活費が全く足りていない」といった深刻な声が寄せられ、これを受けてD×Pとしての食糧支援や現金給付を行います。

D×Pとあなたのいばしょの理念

D×Pは、経済的困難や中退、虐待などの問題を抱えた若者の孤立を解決するための活動を展開し、若者の安心できる居場所を提供しています。あなたのいばしょも、24時間365日誰でも無料で利用できる相談窓口を運営し、孤独対策や支援を必要とする人々に対して幅広くアプローチしています。これにより、生活に苦しむ若者たちに必要な資源を提供し、彼らがより良い未来を築く手助けをしています。

この連携を通じて、困難な状況に置かれた若者たちが必要な支援にアクセスできる環境が整いつつあります。全体で命を守る仕組みを強化し、若者の未来を切り拓く手助けをしていきます。