HOLUSと北海道大学のインターンシッププログラム
2025年8月、株式会社HOLUSが運営するベトナム法人AGRIEXが、北海道大学の学生を受け入れ、13日間にわたるインターンシップを実施しました。このプログラムは、学生に実践的な農業や食品加工の体験を提供し、国際感覚を養うことを目的としています。
プログラムの特徴は多岐にわたります。まず、学生たちは現地の農場を訪れ、農作物の栽培や土壌、環境の違いを肌で感じることから始まります。このような体験を通じて、学生は日本の農業との違いを理解すると同時に、グローバルな視点を育むことができるのです。
また、AGRIEXの工場では、実際に収穫された農作物がどのように加工されるかを学びました。製品化過程に触れることで、農業が単なる生産だけでなく、経済や社会といかに結びついているかを知る良い機会となりました。
加えて、北海道大学OBである幾島歯科医師の指導のもとで現地孤児院への訪問や支援活動にも参加し、地域貢献の大切さを実感しました。このように、農業だけでなく社会貢献にも取り組むことで、さまざまな学習機会が与えられます。
プログラムの終盤には、ダラット大学との共同研究の視察も行いました。この体験を通じて、国際的な産学連携の重要性や最新の農業研究について学び、視野を広げることができました。学生たちは、「農場や工場の見学や実習、孤児院やダラット大学への訪問などを通じて、実り多い経験ができました」とコメントしています。特に、AGRIEX社の「生産者が正当に評価される社会」を追求する姿勢に感銘を受けたという声もあり、多くの気づきを得ることができました。
HOLUSの代表取締役、阿部秀昭氏は、「日本の食を支える生産者との関係を直接体験することは、学生たちにとって貴重な学びの機会になる」と述べており、今後もこうした取り組みを続けていく意義を強調しました。また、農業と教育、社会貢献を結ぶプラットフォームとして、AGRIEXは引き続き国内外の学生を受け入れていく方針です。
このように、HOLUSとAGRIEXは「生産者が正当に評価される社会」の実現に向けた取り組みを進めており、持続可能な農業と社会貢献の両立を目指しています。重要なのは、現場の生産者とともに価値を創造し、地域社会とのつながりを深めること。このインターンシップを通じて得られた経験が、学生たちの未来の活動にどのように活かされていくのか、今後の展開に期待が寄せられています。