ビル・ゲイツも絶賛！『FACTFULNESS』が瞬く間に20万部突破の理由

世界を正しく認識する力を手に入れよう

最近、ビル・ゲイツ氏やバラク・オバマ元大統領が絶賛し、発売からわずか20日で20万部を超えた本が話題になっています。それは、ハンス・ロスリング氏の著書『FACTFULNESS』です。この本は、データと事実に基づいて世界を正しく理解し、思い込みから解放されるための道筋を示しています。特に、総合的な教育や貧困、環境、エネルギー問題といった幅広いテーマが取り上げられ、最新の統計データを基にしています。著者がTEDトークで展開する内容は、3500万回の再生回数を誇り、視聴者にとって分かりやすく、かつ興味深いと評価されています。

『FACTFULNESS』がもたらす知識へのアプローチ

本書の魅力の一つは、専門的な用語を排除し、数式を使わずに掲載されている点です。経済学や統計学に馴染みのない読者でも、直感的に理解できる内容が展開されています。この本は、「10の思い込み」に対抗するための具体的な知識を提供しており、内容に触れることで、読者は世界をより正確に観察する力を身に付けられるようになります。特に、知識を広げるためには質の高い情報に触れることが不可欠ですが、著者はそのことを実践していると言えます。

クイズで知識を深めよう

本書には、世界の事実に基づく13問のクイズも収録されています。例えば、非常に多くの人々が正解率3分の1以下であるという統計があり、専門家や学歴の高い人々でも同様の結果が出ることが指摘されています。この現象は、多くの人が「思い込み」にとらわれているためです。さらに、読者はウェブ上でもこれらのクイズに挑戦でき、理解を深めることができます。興味を持たれた方は、ぜひ試してみてください。

著者ハンス・ロスリングの業績

ハンス・ロスリング氏は医師であり、グローバルヘルスの教授としても知られています。彼は世界保健機関（WHO）やユニセフのアドバイザーをつとめ、またスウェーデンで国境なき医師団を設立。さらに、ギャップマインダー財団を設立し、教育や医療を通じて人々に影響を与えてきました。2017年に他界するまでの彼の最後の年は、この本の執筆に捧げられたことでも知られています。彼の影響力は計り知れず、タイム誌の「最も影響力のある100人」の一人にも選ばれました。