壊れた五右衛門風呂を再建するプロジェクトが始動！

京都市にある大正時代に建てられた京町家「藤野家住宅」。この歴史ある家には風情が漂う五右衛門風呂が併設されていますが、釜が錆び付き、排水口も破損してしまいました。今、壊れた五右衛門風呂を再建するためのクラウドファンディングが立ち上がり、昭和のぬくもりを再び体感できる場を作りたいと考えています。

クラウドファンディングの目的とは？

「藤野家住宅」は、1926年（大正15年）に京都御所の南側に建設され、静かな環境に位置しています。塀に囲まれたその外観は、典型的な京町家の構造を持ち、2016年には国登録有形文化財に指定されました。内部には茶室や美しい庭園があり、年間700軒以上の京町家が消失する中、地域の文化を守るための活動を行っています。

再建が必要となった五右衛門風呂は、かつては家庭の温もりを提供していた場所でした。しかし、その重要な部分が機能しなくなり、時が経つにつれ「懐かしい」と記憶に残る人々の声が聞こえるようになりました。そこで、藤野家住宅保存会は、この地方の文化を後世に伝えるため、五右衛門風呂の再建を決意しました。

対象となるクラウドファンディング

プロジェクト名は「壊れた五右衛門風呂を再建！」で、期間は2024年9月26日から2024年12月25日まで、目標金額は150万円に設定されています。クラウドファンディングは、地域の人々や訪れる人々に昭和時代の情緒あふれる体験を提供するために役立てられます。この取り組みにより、多くの方が五右衛門風呂に触れ、体験できる機会を増やすことが期待されています。

再建工事には、釜や煙突の解体・撤去、耐火レンガを使用した新しい風呂釜の設置、大工仕事として煙突や軒裏の補修などが含まれ、総額250万にうなります。国や京都市からの補助金がないため、クラウドファンディングでの支援が必要不可欠です。

ワクワクするリターン！

金銭的な支援を通じて、支援者に特別な体験が提供されます。

- 五右衛門風呂入浴体験：2026年の春から新しく復活した五右衛門風呂を体験。湯上がりにはひやしあめでくつろぎ、昔ながらの京都を感じることができます。
- 藤野家伝来のお正月料理体験：代々受け継がれた特別な正月料理を堪能できる機会があり、伝統的な雰囲気の中で食事を楽しめます。
- ひな飾り体験：毎年行われるひな祭りの準備を手伝いながら、文化を学ぶことができる貴重な体験が待っています。
- オリジナル扇子：クラウドファンディング支援者には、特製の扇子が用意されています。これには藤野家住宅の美しい絵が描かれ、数量限定です。

文化を未来へつなぐ

「藤野家住宅」の五右衛門風呂再建プロジェクトは、単なる修復作業にとどまらず、地域の歴史や文化を深く理解し、今後の世代へと受け継ぐための重要なステップです。私たちの小さな支援が、大きな温かさとコミュニティの力を再生する手助けとなるでしょう。ぜひプロジェクトを見守り、支援していただければ幸いです。詳細はTHE KYOTO Crowdfundingをご覧ください。