Wibu-Systems、ハノーバー・メッセ2025に出展
ドイツ・カールスルーエを拠点とするWibu-Systems(ウイブシステムズ)は、2025年に開催されるハノーバー・メッセ(ホール16・ブース#D10)にて、EUの新たなサイバーレジリエンス法(CRA)に対応した先進的な技術を披露します。この法律は2024年12月10日から施行され、さまざまな業界にわたる企業にセキュリティフレームワークの強化を求めるものです。Wibu-Systemsは、企業がこの新たな規制に適応できるようにするため、堅牢なセキュリティソリューションを提供します。
サイバーレジリエンス法(CRA)とは?
EUのサイバーレジリエンス法は、デジタル製品に対して新たなセキュリティ要件を定めています。すべての製品に厳格なセキュリティプロトコルが義務付けられ、企業は2027年までにこれに従う必要があります。これにより、企業はセキュリティ対策の強化に迫られることとなり、違反があれば罰則や販売制限のリスクもあるため注意が必要です。特に、NIS-2やRED DAといった他の規制も考慮する必要があり、企業は柔軟な対応が求められます。
Wibu-Systemsの包括的なソリューション
Wibu-Systemsは、サイバーセキュリティに関する複雑な要件を理解した上で、企業がCRAに適応するための多様なソリューションを提供しています。以下の技術を展示予定です:
- - CodeMeter Protection Suite
- ソフトウェアやデジタル資産を守るための包括的なセキュリティフレームワークです。これは、暗号化や難読化技術、整合性チェック、アンチデバッグ機能などを含んでおり、改ざんやサイバー攻撃からの防御を提供します。さらに、複数のプラットフォームとの互換性も実現しています。
- デジタル製品へのシームレスな統合を可能にし、対称・非対称の暗号化技術を利用しています。暗号キーは安全に保管され、スプーフィング攻撃からも保護されます。
- - CodeMeter License Central
- ソフトウェアのライセンス作成・配布・管理を自動化するためのソリューションで、企業がコンプライアンスを遵守しながら、ソフトウェアの使用状況を効率的に管理できます。
これらの技術により、Wibu-Systemsは企業がサイバーセキュリティ対策を強化する手助けをしています。
パネルディスカッションでの知見共有
ハノーバー・メッセでは、Wibu-SystemsのCEOであるオリバー・ウィンジェンリートが、4月1日に「Cybersecurity Between Regulation and Ransomware - Implementing CRA, NIS-2, and RED DA in Practice」と題したパネルディスカッションに参加します。このセッションでは、業界の専門家たちと共に、サイバーセキュリティ規制の影響や、その実施に関するベストプラクティスについて討論します。
まとめ
「Wibu-Systemsは、EUのサイバーセキュリティ規制が求める挑戦に対して、長年の経験を活かしつつ、企業がデジタル資産を守るための最先端のソリューションを提供しています。ハノーバー・メッセは、その展示と知見を共有する場として重要です。」と、Wibu-SystemsのCEOは述べています。今後の展開に目が離せません。
Wibu-Systemsは、サイバーセキュリティを重視する企業にとって、欠かせないパートナーであり続けるでしょう。