KOTOBUKI Medical資金調達
2019-10-31 18:06:44
医療技術の進化を支えるKOTOBUKI Medicalが3000万円を調達
KOTOBUKI Medicalが3000万円を調達
KOTOBUKI Medical株式会社(本社:埼玉県八潮市、代表取締役:高山成一郎)は、医療業界において重要な役割を果たす手術トレーニング用模擬臓器を開発する企業です。このたび、同社は株式会社地域経済活性化支援機構のファンド運営子会社であるREVICキャピタル株式会社が運営する「ぐんま医工連携活性化ファンド」から3000万円の資金調達を行ったことを発表しました。
KOTOBUKI Medicalの挑戦
KOTOBUKI Medicalは2018年に設立されて以来、医療従事者の能力向上を図るための様々なトレーニングシステムの提供に注力しています。特に、同社の主力商品であるVTT(Versatile Training Tissue)は、こんにゃく粉を主要原料としており、臓器の再現性が高く、衛生的で、医療現場での使用に最適な条件を満たしています。
VTTの最大の特徴は、電気メスなどのエネルギーデバイスが使用できる点です。これにより、実際の手術に近い環境でのトレーニングが可能となります。また、これまでは実験動物やプラスチック製の模擬臓器が使用されることが多かったため、環境面や倫理面でも優れたメリットを持つ製品です。KOTOBUKI Medicalでは、すでに多くのビジネス賞を受賞し、国内外のメディアからも高い評価を受けています。
今後の展開
今回の増資によって、KOTOBUKI Medicalは製品のラインナップをさらに充実させるための開発を加速させる計画です。具体的には、設備投資や人材採用を促進し、大学や研究機関との連携を強化するほか、ものづくり企業とのアライアンスも視野に入れています。
特に、国内市場だけでなく海外市場への進出も視野に入れ、VTTのシェア拡大に注力する方針です。KOTOBUKI Medicalにとって、これらの取り組みは今後の成長を支える重要なステップになると期待されています。
ぐんま医工連携活性化ファンドとは
ぐんま医工連携活性化ファンドは、地元企業の医療技術の発展を目的とした投資ファンドです。このファンドは、公的機関と地域の金融機関から構成され、医療分野でのイノベーションを促進する目的で設立されました。ファンドの総額は約8.6億円で、その資金は地域経済の活性化や医療技術の発展を目指す企業に対して投資されています。
KOTOBUKI Medicalへのお問い合わせ
企業の詳細については、KOTOBUKI Medicalの公式ウェブサイトも参照してください。今後、同社の取り組みは医療界において新しい風を吹き込む期待が高まっています。私たちもその成長を見守り続けたいと思います。
会社情報
- 会社名
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KOTOBUKI Medical株式会社
- 住所
- 埼玉県八潮市中央4丁目7-3
- 電話番号
-
048-951-5211