Kaggleコンペティションで金メダルを獲得したRistチームの挑戦
株式会社Ristに所属するKaggle Grandmasterの蛸井宏和さんと三舩哲史さんが、世界的に注目されるデータ分析コンペティション「NFL Big Data Bowl 2026 - Prediction」でそれぞれ金メダルを獲得しました。この成功はどのように実現されたのでしょうか。その裏側をリポートします。
コンペティションの概要
「NFL Big Data Bowl 2026」は、2025年9月25日から12月3日まで開催され、アメリカンフットボールのパスプレーにおける選手の動きを予測することが求められるコンペティションでした。参加者は8,147名、771チームと非常に競争が激しい中で、蛸井さんは4位、三舩さんは9位となり、その技術力と分析力が評価された結果です。\
詳しい結果はここから確認できます\。
戦略と工夫
蛸井さんのアプローチ
蛸井さんは、アメリカンフットボールの知識を生かした戦略で注目を集めました。「プレー経験はありませんが、漫画やスーパーボウル観戦を通じて得た知識を活用しました。」と彼は語ります。特に重要なのはパスプレー映像の分析で、その中でボールとランナー、ディフェンダー間の関係性をモデル化することに成功した点です。このアプローチが、彼の4位獲得につながったと言います。
三舩さんの工夫
一方で、三舩さんは選手間の相互作用と時系列情報を同時に学習させるモデルを設計しました。「物理法則に沿った滑らかな動きを考慮し、混戦時の不確実性にも柔軟対応できるようにしました。」その結果、選手の速度と予測の確信度を出力するアプローチによって高い精度を実現したのです。
Kaggleとは
Kaggleは、2,800万人以上の登録者を持つ世界的なデータ分析プラットフォームで、企業から出される課題に対してKagglerが競い合います。個々の成績に応じてKaggle GrandmasterやKaggle Masterといった称号が与えられる中、Grandmasterは世界でも極めて数少ない特権として知られています。
Rist, 採用とチームの成り立ち
2020年に「Kaggle枠採用」を行い、優秀なKaggerを積極的に採用してきたRist。現在、RistのKaggle Teamには10名のGrandmasterと2名のMasterが在籍し、高い技術力を武器にデータ分析やAIソリューションを提供しています。企業の面でも注目される存在です。
まとめ
Ristチームの蛸井さんと三舩さんの金メダル獲得は、ただの偶然ではなく、周到な準備と戦略的思考、そして自身の知識を最大限に生かした結果です。データサイエンスが進化し続ける中で、今後の活躍にも期待が寄せられています。