エイム・テクノロジーズがフィリピンへ進出
エイム・テクノロジーズ株式会社は、2025年7月19日にフィリピン国内で大手マンションデベロッパーPH1 World Developersとともに、初の海外展開としてマニラ市内の高級コンドミニアムに配送ロボットNAOMI-2を導入しました。この取り組みは、日本発のサービスロボットを国際市場に広げる第一歩として位置付けられています。
エレベータ連携配送ロボットの導入
フィリピンでは、経済成長に伴いマンションの建設が急増しています。PH1 World Developersは、すでにいくつかのコンドミニアムプロジェクトを手掛けており、エイム・テクノロジーズとのコラボレーションを通じて、斬新な宅配サービスを導入することになりました。
NAOMI-2は、エレベータと連携して動作し、部屋までタクシー配車や飲食物の配送を行うコンシェルジュサービスを提供します。このサービスはフィリピン市場で初めての試みであり、宿泊施設やコンドミニアムの不動産価値を高める目的があります。
フィリピン市場のポテンシャル
2024年末の予測によれば、マニラ首都圏のコンドミニアムの総数は約16万6400戸に達するとされており、今後ますますの需要が期待されています。フィリピンは経済発展が進んでおり、エレベータ連携配送ロボットや清掃ロボットの需要も高まる見込みです。
エイム・テクノロジーズのビジョン
エイム・テクノロジーズは、今回のフィリピンへの進出を皮切りに、アジアオセアニア、中近東、北米市場での営業拡大を計画しています。同社が特許を持つエレベータアダプタシステムにより、競合他社と比べて安価で容易なエレベータへのアクセスが可能なため、世界中の様々なメーカーおよび機種に対応できます。
配送ロボットNAOMI-2の実績
左側の図には、配送ロボットNAOMI-2を囲むエイムの吉本万寿夫代表とPH1社の関係者が写っています。右側には建設中のコンドミニアム模型が示されており、実際にプロジェクトが進行している様子が分かります。
PH1 World Developersは、フィリピンの不動産業界で知られる大手デベロッパーであり、MEGAWIDEの子会社としても名を馳せています。会長のEdgar Saavedra氏はForbesにて資産家ランク50位以内に名を連ねるほどの実力者です。GSR社はフィリピンにおける不動産業務を通じて、IT技術を活用した様々なソリューションを提供しています。
まとめ
エイム・テクノロジーズは、エレベータシステムとAIサービスロボットを活用し、ホテル、マンション、オフィスなど多岐に渡る分野での展開を図っています。世界中で増え続ける配送ニーズに応え、人とロボットが共存できる社会インフラの構築を目指して、今後も革新を続けていくでしょう。エイムの取り組みは、我々の日常生活を便利にし、未来を築く重要な一歩となるのです。