名古屋商科大学と千種高校が実現した国際交流会
2025年11月11日、名古屋商科大学の留学生たちが、愛知県立千種高等学校での国際交流会に参加しました。名古屋市名東区で行われたこのイベントには、名古屋商科大学から留学生11名、千種高校から約20名の生徒が参加し、さらに県内の他4大学からも8名の留学生が加わりました。交流会は、学生たちが互いに文化や意見を交換できる貴重な場となりました。
プログラムの内容
交流会は2部構成で行われ、まず最初の部では参加者たちが自己紹介と社会問題に関するディスカッションを行いました。名古屋商科大学の留学生は、千種高校の生徒たちと5つのグループに分かれ、5〜8分間の自己紹介を行った後、さまざまな社会的テーマについて意見を交わしました。多国籍な環境の中で行われたこのディスカッションは、参加者たちの視野を広げ、互いの文化を理解するきっかけとなりました。
テーマディスカッション:動物の権利
第2部では、他大学の学生たちも合流し、千種高校の生徒約30名を交えた大規模なテーマディスカッションが行われました。参加者は8つのグループに分れ、「動物の権利」というテーマに基づいて意見を出し合いました。各グループは記録係や進行役を決めた後、ペットショップや動物園、日本のクマ被害に関する問題など、具体的なトピックを選んで議論を展開しました。
ポスター制作と発表
意見が一定の形にまとめられた後、各グループは模造紙を使ってポスターを作成しました。これにより、留学生と高校生のコミュニケーションがより活発になり、グループ間の距離も一層縮まりました。最後には、全グループが自分たちの考えや意見を発表し、盛況のうちに締めくくられました。
交流の意義
このような国際交流の場は、年齢や国籍が異なる学生たちが英語を共通の媒介として意見を交換する非常に意義のある機会となりました。教室だけでは得られない生の経験を通じて、国際理解やコミュニケーション能力が大いに向上したことでしょう。2時間半にわたった交流会は、参加者たちにとって有意義な学びの場となり、今後の国際的な交流のモデルケースともいえます。
名古屋商科大学の国際プログラム
名古屋商科大学では、私立大学として初となる英語を公用語とする「Global BBA」プログラムを導入し、経済学部、経営学部、商学部からなる3学部連携の経営管理課程を設置しています。このプログラムでは、世界各国から集う留学生と共に学ぶ環境が整っており、学生たちは国際的な視点を持ったビジネスリーダーへと成長できる機会を得ています。2025年度には新たに50カ国から190名の留学生が迎え入れられ、留学生は過去最高の687名に達します。このような充実した環境の中で、学生たちが未来のグローバルなリーダーへと成長していくことが期待されます。