アキオカ、搬送ロボ導入
2024-07-18 13:32:07

アキオカ鋳物工場、製品搬送ロボット導入で人とロボットの協働を実現!作業負荷軽減で生産性向上へ

人とロボットが協働する未来の鋳物工場!アキオカが搬送ロボット導入で生産性向上へ



岡山県倉敷市の株式会社アキオカは、2024年7月16日より、鋳物工場に製品搬送ロボットを導入しました。これは、同社が長年抱えてきた人材不足と、3K(きつい・汚い・危険)な作業環境の改善に向けた取り組みの一環です。

アキオカは、建設機械部品の製造・加工・組立てを専門とする企業です。高い品質と技術力で顧客から高い評価を得ており、2023年度には過去最高の売上高を記録しました。しかし、鋳物業界全体で人材不足が深刻化しており、アキオカも例外ではありませんでした。特に、重量物の搬送作業など、熟練の職人に依存する高負荷な業務は、後継者育成の難しさから、事業存続を脅かす課題となっていました。

そこで、アキオカは、人と協働する製品搬送ロボットの導入を決断しました。導入されたのは、建設機械の足回りを回転させるための軸となる重要な部品「スピンドル」の搬送作業を自動化するロボットです。このロボットは、ビジョンカメラでパレット内の製品を判別し、切断機への吊り下げと降ろし作業を自動で行います。これにより、従業員の作業負荷軽減と安全性の確保、そして年間315時間の生産可能時間の創出、売上高で1億円ほどの増加が見込まれています。

アキオカの秋岡代表取締役は、人とロボットが協働する鋳造工場の実現を強く願っており、このプロジェクトは、ロボット、設備、そして人が連携する、新たな工場の姿を提示しています。ロボットと社員が同じ設備を使用し、同じ空間で働くことで、それぞれの強みを活かした業務分担が可能となり、工場で働くことの可能性を広げることが期待されます。

アキオカは、2028年3月までに「人とロボットが協働する日本の鋳物工場のトップ企業」になることを目標に掲げています。今回の搬送ロボット導入は、その目標達成に向けた第一歩です。今後は、切断作業、製品の空洞部から砂を取り除く作業、検査工程など、さらなる業務へのロボット導入を検討していくとのことです。

アキオカの取り組みは、人材不足に悩む鋳物業界に新たな風を吹き込むとともに、働き方改革、そして日本の製造業の未来を示唆するものです。


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会社情報

会社名
株式会社アキオカ
住所
岡山県倉敷市玉島乙島8252-35
電話番号
086-522-7686

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