一人舞台『プライマ・フェイシィ』
2024-09-10 21:32:06

圧巻の一人舞台『プライマ・フェイシィ』が日本初上陸!性犯罪問題に切り込む傑作

日本初上映!『プライマ・フェイシィ』がもたらす衝撃



ナショナル・シアター・ライブ(NTLive)が贈る強烈な一人舞台『プライマ・フェイシィ』が、2023年9月27日から日本で公開されます。本作品は、英国で一度劇場公開されて以来、口コミで瞬く間に話題となり、全世界で50万人以上が鑑賞した注目の作品です。今回は、特に日本における観客の期待を背負ってのスクリーン返還となります。

作品とテーマの背景



『プライマ・フェイシィ』は、スージー・ミラーが作り、ジャスティン・マーティンが演出した舞台です。主演を務めるのは、人気女優のジョディ・カマー。彼女は、この舞台で男優位の社会の中での法律の課題に切り込む若き弁護士、テッサを演じます。

テッサは、ひたむきに自らのキャリアを築きながら、時には加害者の弁護も行ってきました。しかし、運命のいたずらで彼女自身が性的暴力の被害者となり、自らの訴えを起こすことに。それによって、彼女は目の前に立ちはだかる法律の壁と向き合います。

この舞台は、性暴力や差別に対する社会的な問題を鋭く描き出しており、観る者に深いメッセージを投げかけます。上演時間は約2時間2分で、休憩なしに進行します。これは、観客を途切れることなく物語に引き込むための工夫です。

新予告と著名者のコメント



公開に先立ち、本作品の新たな短編予告がリリースされました。これを見れば、舞台の迫力やジョディ・カマーの演技の一端を感じることができるでしょう。

また、様々な著名人からのコメントも寄せられています。社会学者の上野千鶴子氏は、「女が望まないセックスにNOを言うためには、どれほどの闘いが必要なのだろうか」と語り、この舞台の重要性を強調します。

ライターの小川たまか氏は、「多くの性犯罪が密室で行われ、立証が難しいことを考えれば、その難しさを語ること自体がタブーになることが多い」と述べ、舞台の持つ影響力を示しています。また、エトセトラブックス代表の松尾亜紀子氏は、「観客は、女性が性暴力に直面してからの782日間の苦しみを目撃し、その戦いを目にした以上、目を逸らしてはいけない」と警鐘を鳴らしています。

公開情報



『プライマ・フェイシィ』は、9月27日からTOHOシネマズ 日本橋と大阪ステーションシティシネマで公開されます。一般料金は3000円、学生は2500円(学生証提示が必要)、障害者は同じく2500円です。詳細な情報は、日本公式HP(http://www.ntlive.jp)を訪れて確認してください。

終わりに



NTLiveは、英国のナショナル・シアターが厳選した舞台を世界中の映画館で上映するプロジェクトであり、舞台と映画の境界を超えた観劇体験を提供しています。『プライマ・フェイシィ』は、一人の女性の戦いを通して私たちに何ができるのかを考えさせる、大変質の高い作品です。今後の上映にぜひご期待ください。


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