ジーニアルライト資金調達
2020-07-06 09:50:21
ジーニアルライト株式会社、医療機器開発の資金調達を実施し新たな成長へ
ジーニアルライト株式会社が総額2億4,030万円の資金調達を実施
2020年7月2日、医療機器とヘルスケアに特化した研究開発型ベンチャー、ジーニアルライト株式会社(本社:静岡県浜松市中区、代表取締役:下北良)は、株式会社ムトウ、りそなキャピタル4号投資事業組合、株式会社日本能率協会総合研究所という4社を引受先として、総額2億4,030万円の第三者割当増資を完了したことを発表しました。
期待されるモバイルヘルスケアデバイス
同社は、小型・高感度・低ノイズの光センサー技術を駆使し、医療機関向けの臨床現場即時検査(POCT)機器やモバイルヘルスケアデバイスを開発しています。これらのデバイスは、17項目以上の生体データを医療機器と同等の精度で計測できることから、ブレスレッド型やペンダント型、ヘルメット装着型など多様な使用シーンに応じたデザインが特徴です。
さらに、これらのデバイスは専用のスマートフォンアプリによって、ユーザーごとのニーズに合わせてカスタマイズ可能です。提携医や大学医学部の監修のもとで、健康状態の評価や体調変化の早期発見に役立てるための機能も強化されています。
POCT機器による迅速な診断
ジーニアルライトは、小型・高精度の光センサーを組み込んだPOCT機器の開発にも注力しています。これにより、医療の現場で必要な迅速な検査が可能になり、尿検査や血液検査なども簡単に行えるようになります。例えば、泌尿器系疾患患者の尿の自動計測ができる潜血センサーはイシダメディカル株式会社と連携して開発されています。また、透析中のヘモグロビン濃度を連続計測するHctモニターも、株式会社ムトウを通じて市場に提供されています。
資金調達の意義と未来への展望
今回調達した資金は、主に研究開発(R&D)への投資として利用される予定です。ジーニアルライトは、高感度の光センサー技術をさらに向上させ、医療機器の承認・認証プロセスを迅速に進めることを目指します。また、体外診断用医薬品メーカーとの共同開発を通じて、2020年末までには生産体制の確立を目指しています。
さらに、同社は生体データを安全に保管・分析するクラウドサービスの構築にも取り組んでおり、これにより疾病の早期発見や健康管理の精度向上を図る計画です。質の高い医療サービスを提供するため、ジーニアルライトは今後ますます重要な役割を果たすと期待されています。
取引先からのコメント
協力企業の社長たちは、ジーニアルライトの光センサ技術とPOCT機器が、医療の質を向上させる重要な要素であると強調しています。特に、より迅速かつ正確な診断が求められる現場において、この技術は多くの可能性を秘めており、世界中の医療現場へ影響を与える可能性が高いとされています。
会社情報
ジーニアルライト株式会社は、2006年に設立され、静岡県浜松市に本社を置いています。高度な光センサーの技術を基に医療機器・ヘルスケアデバイスの開発に取り組んでおり、確固たる実績を築いています。今後の成長が期待される注目の企業です。
会社情報
- 会社名
-
ジーニアルライト株式会社
- 住所
- 静岡県浜松市中区常盤町145番地の1大樹生命浜松ビル8F
- 電話番号
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053-456-3630