SHISEIDOの新たな挑戦
資生堂が繰り出す「エッセンス スキングロウ ファンデーション」のプロモーション戦略が、注目を集めています。これにより、ユーザー生成コンテンツ(UGC)が131件も投稿され、総再生回数はなんと600万回を超えました。これは、ブランドと消費者のつながりを深めるために開発されたプラットフォーム「osina」を通じたものです。
背景とマーケティング課題
資生堂が直面している課題は、商品名を知っているにもかかわらず、どのようにして新規顧客にアプローチするかでした。当社の調査によれば、消費者が最も信頼する情報源は一般ユーザーの口コミであり、この声を生かすための仕組みが必要とされていました。SNSが普及する中で、インフルエンサー偏重のマーケティングから脱却し、生活者の生の声を届けることが不可欠になっています。
osinaの役割
「osina」とは、ユーザーが自分のお気に入りの商品を持ち寄り、SNSに投稿することで、再生回数に応じた報酬を得られるプラットフォームです。この仕組みを用いれば、UGCの生成を促し、消費者からの自然な発信が生まれます。500名を対象にした調査の結果、UGCは信頼性が高く、新たな購買の決め手となることがわかりました。
成果とUGCの効果
実施期間中、SHISEIDOのファンデーションに関連するUGCが多く生まれ、特にナチュラルメイクを求めるクラスターからの支持を受けることができました。総再生数602万回を達成し、ハッシュタグ「#ナチュラルメイク」の月間再生数と比較すると、osinaの投稿の再生占有率は31.1%に達しました。
また、リフィルの売上に対して、本体ボトルの売上が高まり、新規顧客が増加したことが大きな成果です。この背景には、UGCによってリアルな使用実感が醸成され、詳細な口コミがコメント欄に多数寄せられたことがあります。
スキンケアとの相乗効果
また、UGCの中には、SHISEIDOの美容液「アルティミューン」との併用を示した投稿も多く見られ、スキンケアの文脈での浸透が図られました。「潤い感」や「保湿される」といった具体的な使用体験がユーザー間で共鳴し合い、興味を引くコンテンツが増加しました。
広告戦略の成功
2025年12月には、UGCを用いた広告「osina Boost」が展開され、美容メディアやレビューサイトと連携することで、新たな購買の刺激となりました。このタイミングを巧みに活用して、生活者の興味を引くことができたのもポイントです。
企業の声
資生堂の大竹すみれ氏は、「UGC施策は質と量の両立が難しい中、NELの提案がいい結果を生んだ」とコメントしています。新たな顧客へ商品を届ける革新性とその効果を実感しました。
NEL株式会社の代表取締役社長、西田陸氏も、業界内でのosina活用の可能性を広げる取り組みであったと述べています。
まとめ
資生堂のファンデ美容液「エッセンス スキングロウ ファンデーション」は、osinaプラットフォームを活用したUGC戦略によって、新規顧客へのアクセス拡大や購買促進に成功しました。消費者からのリアルな声を活かすことで、ブランドと顧客の信頼関係を築き、さらなる成長の足掛かりとしています。
詳細は資生堂とNELの公式ウェブサイトをご覧ください。