Funds Startups、第2回年次組合員集会を開催
Funds Startups株式会社は、2026年5月25日に「Funds Venture Debt Fund 1号投資事業有限責任組合」の第2回年次組合員集会を開催しました。これはファンド設立から2年が経過した節目の集まりで、参加したリミテッド・パートナー(LP)に向けてファンドの決算や運営状況の報告を行いました。
集会の構成
集会は3つの部分に分かれて実施されました。第一部では、決算報告が行われ、現在の市場環境や今後のファンドレイズの方向性について詳細が伝えられました。ファンドの運営がどう進捗しているか、特に時価評価に関する情報も含まれ、LPたちにとっても重要な内容でした。
第二部では、2つのトークセッションが行われ、実際の投資先スタートアップの経験を通じて、ベンチャーデットの活用に関する実践知が共有されました。「アドバイザーからみたベンチャーデット」のテーマで、LS Venturesの栗原氏とエバネッセントの黒川氏が登壇。創薬やディープテックにおけるベンチャーデットの利活用のメリットと課題について意見が交わされました。
さらに、「ベンチャーデットの活用 / BtoBビジネスとBtoCビジネスの間で」というテーマのセッションでは、ソラジマの熊谷氏とAcompanyの植木氏が、異なるビジネスモデルを背景にデット利用のメリットや調達経緯を率直に語りました。ここでは特に、キャッシュフローが赤字の段階でのデット活用の複雑さと、その際の金融機関との交渉について共有の場となりました。
懇親会でのネットワーキング
第三部では、立食形式の懇親会も開催され、LPや投資先企業、アドバイザー間での活発な交流が行われました。このような場が持てることは、スタートアップと金融機関のネットワーク構築に貢献する重要な機会となりました。
代表取締役の前川氏のコメント
代表取締役の前川寛洋氏は、この集会の成功を喜び、支援しているすべてのステークホルダーへの感謝の意を表明しました。彼は、ファンドの設立からこれまでの経緯を振り返り、特に日本のベンチャーデット市場における成長に寄与していると自負しています。
Funds Startupsは、設立以来400回以上の実行検討を行い、結果的に16社・約41億円のベンチャーデットを実行してきました。市場環境は厳しいものの、ファンドとしては所謂「フルインベストメント」の状態に達し、今後リサイクリング運用に転じることができたと報告しました。前川氏は、今後も資本市場の選択肢を広げるために必要な手段としてベンチャーデットの活用を強く推奨しています。
Funds Startupsの未来に向けて
Funds Startupsは社会的インパクトの創出を目的にした新たな仕組みを開発し、スタートアップに寄り添った金融環境の整備を進める意向です。今後はスタートアップが求める多様な資金調達手段の提供にも注力し、更なる成長を目指しています。ファンドの発展とスタートアップ市場の成果が相まって、日本の経済の活性化につながることを期待しています。