Virtuosが韓国ソウルに新スタジオを設立
2023年、ゲーム業界の大手企業Virtuosが、韓国ソウルに新しいゲーム開発スタジオを設立したことを発表しました。この開設は、韓国における地域の開発者やパブリッシャーとの協力関係を強化するためのものであり、長年の目標が実現した形となります。
Virtuosソウルスタジオは、韓国のゲームクリエイターたちとの密接な連携を図りながら、世界中に存在するVirtuosのスタジオとも協力し、クリエイティブ及びデザインの品質を向上させる予定です。
特に、これまで韓国のトップ10ゲーム開発スタジオの一部と提携しており、『クロスファイア』『デイヴ・ザ・ダイバー』『PUBG』『Stellar Blade』といった著名なタイトルに携わってきた実績があります。
経験豊富なリーダーシップ
新しいスタジオのゼネラルマネージャーには、20年以上の業界経験を持つユン・“ショーン”・スンファン氏が就任しました。彼は、KabamやWebzenなどのさまざまなスタジオで重要な役割を果たしており、アジア、ヨーロッパ、北米での成功事例が多く、異文化間の連携を推進するエキスパートとして知られています。ショーン氏は、Virtuosの北アジアを担当するフィリップ・アンジェリー氏の直轄のもと、スタジオをまとめていきます。
「韓国の文化に深く根付くゲーム産業において、ソウルにスタジオを開設することで、地元のゲーム開発会社と共に課題に立ち向かい、協力を深めなければならないと考えています。韓国の魅力的なゲームを世界に広め、逆に世界中のゲームを韓国市場に届けることで、関係するスタジオやプレイヤーに新しいコンテンツを提供することを楽しみにしています。」とショーン氏は語っています。
スタジオの役割とチーム体制
Virtuosソウルスタジオは、韓国のクライアントとの連携を深化させ、グローバルチームとの効果的な協力を生むための戦略的拠点として位置づけられています。ショーン氏以外にも、開発ディレクターのリー・キョンジン氏、シニアビジネス開発マネージャーのス・サンウォン氏、エグゼクティブ・プロデューサーのワン・ユーファン氏といった、多様な経験を持つ専門家が揃っており、韓国市場に特化したサービスを提供する準備が整っています。
リー・キョンジン氏はLINE GAMESのクリエイティブ・ディレクターとして多大な業績を上げた経歴を持ち、幅広い知識を有したリーダーです。また、ス・サンウォン氏とワン・ユーファン氏は、それぞれ10年以上にわたり韓国におけるプロジェクト管理とパートナーシップに携わってきた経験があります。
採用活動の拡大
現在、Virtuosソウルスタジオでは、さらなるチーム拡大を目指し積極的に採用を行っています。技術アートおよびゲームデザインのポジションについて、興味のある方は公式ウェブサイトを通じて詳細を確認できます。
スタジオの設立は、Virtuosがグローカリゼーションのリーディングカンパニーになるという目標に基づいており、最近ではAbstraction、Pipeworks Studio、Umanaïa Interactive、Third Kind Gamesなどの企業を買収し、ヨーロッパと北米市場への進出も果たしています。
Virtuosについて
Virtuosは2004年に設立され、シンガポールを拠点とする独立系のゲーム開発会社です。25カ国以上に4000名以上の従業員を抱え、フルサイクルのゲーム開発とアート制作に特化しています。これまでに1500本以上のコンソール、PC、モバイルゲームに高品質なコンテンツを提供してきた実績があります。詳細な情報は公式ウェブサイトを訪れることで得られます。