終刊へと至る「スピン/spin」第16号の魅力
オールジャンルの雑誌として知られる「スピン/spin」が、2026年6月29日(月)に第16号となる最終号を刊行します。この号の表紙を飾るのは、作家・恩田陸が手掛けた「ことば」やイラストレーター・ポール・コックス氏の美しい絵です。
特別な紙質を体感しよう
「スピン」の表紙には、優雅で柔らかな風合いのファインペーパー「プリマN – FS」が使われ、「目次」には「新だん紙 きらら金」が採用されています。これらの紙は株式会社竹尾の協力で実現したもので、各号異なる特製の紙を使用するという、視覚だけでなく触覚でも楽しめる工夫が凝らされています。手に取った瞬間、特別感を感じることでしょう。
小説と詩の饗宴
最終号では、多彩な著者からの小説が集結します。声優・斉藤壮馬による短篇「フェアウェル・パーティー」や、初小説集「風を飼う方法」が話題の小原晩による「看板」が披露され、特に注目したい点です。また、詩人・和合亮一の「ノックは猛烈に、夜中に。」は、内面に潜む狂気を描写した力作です。そして、厳選された作品が揃う「勇者」をテーマとした企画も見逃せません。
創業140周年特別企画
さらには、創業140周年を記念した企画「140人・140冊・この1文」の第4回において、選者による各々の「河出の1冊」が紹介されます。選者たちがその作品への思いを綴ることで、読み手は新たな発見ができるかもしれません。多様な背景の選者が揃い、様々な視点で「この1文」とともに作品を味わうことができます。
お別れのメッセージ
2022年7月に創刊された「スピン/spin」ですが、今号での終刊を迎えるにあたり、すべての著者や読者への感謝の気持ちを表明しています。今後も別の形で読書を提供する意向が示されており、新たな企画が発表される日を待ち望むばかりです。
終刊イベントの開催
また、終刊を記念したイベントが2026年7月17日(金)に開催予定です。場所は東京都千代田区の株式会社竹尾 見本帖本店で、詳細な案内が準備されているとのこと。興味がある方はぜひ参加して、最後の「スピン」を共に祝う機会を逃さないでください。
最後に
第16号の発売を心待ちにしつつ、オールジャンル雑誌「スピン」が貴重な記録として、どれほど多くの文学好きに影響を与えたのかを思い起こします。多様な作家の作品がまとめられたこの最終号。手にとって、そのすべてを味わってほしいと思います。