ダイナムジャパンホールディングス、2026年中間決算を発表
株式会社ダイナムジャパンホールディングス(東京都荒川区)は、2026年3月期の中間連結決算を発表しました。この結果は、営業収入61,718百万円(前年同期比96.8%)、営業利益6,913百万円(前年同期比114.4%)、中間利益3,071百万円(前年同期比140.2%)となっており、減収ながらも利益は大幅に増加しています。
パチンコホール事業の見通し
パチンコホール事業では、遊技人口は前年比で微増しているものの、店舗数は特に小規模および中規模の店舗を中心に減少傾向が続いています。この中で、大手全国チェーンや地方の有力企業による市場寡占が進んでいます。
特筆すべきは、2022年11月に導入されたスマートスロット機の影響です。この新しいスロット機は参加人口と売上高を持続的に増加させており、ダイナムでもパチンコ機の減台とスロット機の増台を行うリニューアルを78店舗で実施しました。これにより、競争力を強化しています。
また、空調機器などの省エネ設備投資も継続的に行っており、結果として電気使用量の低減とコストの抑制が図られています。この中間期末の店舗数は423店で、新規出店が1店舗、閉店が5店舗という状況です。
航空機リース事業の現状
一方で、航空機リース事業は需要が堅調に推移しています。近年、エンジンの価格上昇や整備遅延の影響により、スペアエンジンの確保が求められており、エンジンリースの需要が急増しています。これを受けて、ダイナムではエンジンへの新たな投資を行いつつ、次世代型ナローボディ機のリースを積極的に推進しています。
また、調達、管理、リマーケティングなどのフィービジネスの拡大にも取り組んでいます。
株主への配当
株主の方々に対する2026年3月期の中間配当については、1株あたり2円50銭が決定されました。これは企業の安定した成長を背景にした決定と言えるでしょう。
まとめ
ダイナムジャパンホールディングスは、減収ながらも利益を大幅に伸ばす結果を出し、今後の展望も明るいものとしています。企業理念「信頼と夢を育む百年の挑戦」のもと、日本全国に広がるパチンコホールの経営や航空機リースなど、多岐にわたる事業展開を続けています。さらなる成長と発展が期待されるダイナムに注目です。