Marine Xの未来
2019-05-23 14:00:39
高橋智隆が手掛ける新会社「Marine X」が提案する水上モビリティの未来
Marine Xの設立とその背景
近年、陸上の自動運転技術や空のドローンに続き、海においてもテクノロジーの進展が期待されています。その流れを受け、新たに設立された株式会社Marine Xは、水上モビリティの未来を変革することを目指しています。2018年には、国土交通省が自動運航船の導入に向けたロードマップを策定し、日本でもこの分野の動きが加速しています。さらに、日本財団の試算によると、自動運航船の導入により、日本国内では1兆円を超える経済効果が生まれるとされています。
しかし、日本はかつての栄光に比べて自動航行技術の開発で欧州に遅れを取っているのも事実です。既に北欧フィンランドでは、完全自動運航のフェリー実験が行われ、港湾のハイテク化やEV船舶の開発といった試みが進められています。この状況に対して、Marine Xは自動航行技術の革新を目指し、様々な業界からの新たな技術を取り入れることで、海における移動を「より安全に、快適に、楽しく」提供します。
会社の取り組み
Marine Xは、観光やレジャー業界に焦点を当て、離島間を結ぶ完全自動運航の船舶や都市型の水上交通網を構築することを目指しています。こうした取り組みにより、海洋国日本の多くの人々にとって、海やボートがより身近な存在になることを希望しています。特に、観光地やレジャー施設を水上で効率的につなげる手段としての可能性を追求しています。
参画するメンバーたち
Marine Xの設立者には、業界の第一線で活躍するメンバーが揃っています。代表取締役社長の木村裕人氏はアップルジャパンやデアゴスティーニジャパンで経験を積んだ後、ロボティクス事業に力を入れてきました。彼は自身の水族館マニアという特性を活かし、海の世界に情熱を注いでいます。
取締役に名を連ねる高橋智隆氏は、ロボットクリエイターとして、数々の革新的なプロジェクトに携わっています。彼が手がけたロボット電話「ロボホン」や、宇宙飛行士の「キロボ」は世界的に有名で、彼の創作には多くの注目が集まっています。
また、川内康裕氏は、通信関連の商品開発において長年の経験を持ち、世界初のスマートフォンロボット「ロボホン」の開発にも関与した実力者です。さらに、平谷健悟氏は、3DCAD設計団体での経験を通じて、ロボットビジネスの新境地を切り拓いています。
まとめ
Marine Xが目指すのは、水上での移動を革新し、日本における海の魅力を再発見することです。自動航行技術を用いた新たなモビリティ体験は、今後ますます重要なテーマとなるでしょう。私たちの生活にどのように溶け込んでいくのか、その進展が非常に楽しみです。今後もMarine Xから目が離せません。
会社情報
- 会社名
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株式会社Marine X
- 住所
- 大阪府大阪市中央区難波5-1-60なんばスカイオWeWork 27F
- 電話番号
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