進化を続ける100円ショップ「ワッツ」の取り組み
100円ショップ「ワッツ」を運営する株式会社ワッツは、全国に1,900店舗以上を展開する人気のブランドです。この会社は、商品の低価格や豊富な品揃えだけでなく、店舗運営の質を向上させるために、口コミを重要視した情報管理システムを取り入れることにしました。その名も「口コミコム」。
導入の背景
ワッツが「口コミコム」を導入した背景には、2017年頃から開始したMEO対策があります。MEO(Map Engine Optimization)とは、Googleマップを活用したマーケティング手法で、店舗が検索結果に表示されやすくする為の施策です。そこで口コミ管理に課題を感じ、「もっと分析したい」「効率よく返信を行いたい」というニーズが生まれました。このような背景が、口コミコム導入のきっかけとなりました。
店舗運営の改善を促進する分析機能
ワッツの事業戦略部の興梠直樹氏は、口コミコムの分析機能が非常に役立つと語ります。各店舗の動向を注視し、テコ入れが必要な店舗を明確にするカスタマイズ可能な分析機能は、意思決定を格段にスムーズにします。興梠氏は、更に「配信されたデータを基に、エリアマネージャーと共通認識を持ちながら現場の実態を確認できるため、本部と現場が一体となって口コミを活用できる良さがあります。」とそのメリットを強調しました。
口コミを通じた店舗改善の具体例
口コミには、なぜその店舗で買い物をするのか、という顧客の本音が詰まっています。ワッツはその声を活用して、より良い店舗作りのヒントを得ようとしています。例えば、商品の取り扱いやレイアウト改善、接客の向上に役立たせています。現場スタッフが直接的なフィードバックを受けられることにより、顧客のニーズに素早く対応できる土台が出来ています。関係者のインタビューでは、こうした取り組みが、店舗の売上や顧客満足度をどう高めたかについて詳しく語られています。
「口コミコム」とは
「口コミコム」は、業種を問わず多様なビジネスシーンでの活用が期待されるプラットフォームです。たとえば、飲食店や小売業だけでなく、地方自治体との協力なども見込まれています。自社サイトやGoogleマップなど、38のサイトとの連携が可能で、店舗情報の一元管理や効率的な集客施策の支援を行います。さらに、AIによって口コミの分析や返信をサポートし、顧客とのコミュニケーションを円滑にします。
インバウンド対応と「訪日ラボ」
これに加えて、「口コミコム」を運営する株式会社movも注目です。彼らは業界最大級のインバウンドビジネスメディア「訪日ラボ」を運営し、インバウンド対策に必要なデータを提供しています。様々な国からの訪日外国人に対する情報を提供することで、店舗のMEO対策に寄与しています。
まとめ
株式会社ワッツが導入した「口コミコム」は、口コミを単なる情報としてではなく、店舗運営の改善に活かすための強力なツールとして機能しています。本部と現場が連携して、顧客の声をしっかりと受け止める事が、今後の店舗運営においても重要となるでしょう。顧客とのつながりが、業績向上へとつながる時代がやってきています。