日本の夏を感じる上生菓子
和菓子の世界では、特定のシーズンや風物詩をテーマにした作品が数多く存在しますが、今回ご紹介するのは愛知県豊橋市にある老舗和菓子店「お亀堂」が手掛けた特別な上生菓子です。日本の夏を感じさせる二つの作品、「打上花火」と「蚊遣りぶた」が2026年8月に限定販売されることが決定しました。
日本の夏の思い出を届ける
「蚊遣りぶた」という名の和菓子は、近年、その姿を見かけることが少なくなった日本の風物詩の象徴です。昔は夕暮れ時に蚊取り線香を灯し、涼しげな風を感じながら夜空を楽しむという文化がありました。それを子どもたちに忘れ去られないように、和菓子を通してその文化を再現し、未来に残していこうという想いが込められています。
「お亀堂」では、75年以上にわたり地元の伝統を支えてきた大切な役割があると自負しています。この度の上生菓子も、ただあっさりとした味わいだけでなく、見た目、香り、食感全てで日本の夏を表現しています。
花火の感動を和菓子に封じ込めて
「打上花火」は、まさに夜空に咲く花火そのものを再現した作品です。透明感のある錦玉羹と深い藍色の道明寺羹が、金箔や彩り豊かな箔で華やかに飾られ、見る角度によって微妙に異なる光の変化を楽しむことができる、幻想的な世界が広がります。
口に入れると、道明寺羹が優しくほどけ、錦玉羹はぷるっとした食感を楽しむことができます。その瞬間、花火が夜空に開く感動が体感できるのです。一瞬で消えてしまう花火を和菓子という形で永遠に心に刻みたい、それが「お亀堂」の想いです。
蚊遣りぶたの魅力
「蚊遣りぶた」は一見、ただの可愛らしい和菓子に見えますが、实际には職人の技術が随所に感じられます。白い練り切りの中に優しい緑色のぼかしを施し、上品な甘さのこし餡を包み込んでいます。耳や目、鼻の細工はすべてが手作りで、実際の蚊取り線香の渦を模した羊羹が口元に巻かれ、本物のような風情を醸し出しています。
お亀堂では、同じ形は一つも存在せず、それぞれの表情が異なることがその魅力です。機械では生み出せない、職人の技が細部に息づいています。量産品としてはなく、ひとつひとつが美しい作品であることを目指しています。
和菓子を通して文化を伝える
この上生菓子は、ただの食べ物ではなく、思い出や文化そのものを表現しています。花火を「見る」ことや、蚊取り線香の香りを「思い出す」こと、甘さを「味わう」ことで、和菓子は季節を体験する商品としての役割を果たします。「お亀堂」は、和菓子づくりが目的ではなく、日本の文化や季節、人々の記憶を未来へと繋ぐ役割があると考えています。
代表取締役の森貴比古氏は、「私たちが作りたいのは和菓子だけではなく、和菓子を通して日本の文化や季節を次の世代に伝えたい」とコメントしています。この上生菓子が日本の夏の思い出を家族と語り合うきっかけとなることを願ってやみません。
商品情報
- - 商品名:上生菓子「打上花火」「蚊遣りぶた」
- - 内容:6個入り(打上花火・蚊遣りぶたの詰め合わせ)
- - 価格:3,480円(税込)
- - 販売期間:2026年8月限定(数量限定・なくなり次第終了)
- - 購入場所:お亀堂直営各店およびオンラインショップ(こちら)からも購入可能です。
お亀堂について
愛知県豊橋市に本社を構える株式会社お亀堂は、地域の未来を作ることを理念に掲げ、75年以上の歴史を有しています。和菓子を通じて地域の文化や人との繋がりを大事にしており、これからもその思いを大切にしていく所存です。