APTとストラソルアーキテクトが物流業界の新サービス『Logiドック』を開始

APTとストラソルアーキテクトが新たな支援サービス『Logiドック』を展開

株式会社APTは、物流業界に向けて新たなサービス『Logiドック』を発表しました。このサービスは、物流統括管理者（CLO）の支援を目的としており、物流システムエンジニアリングに定評のあるAPTと、業務プロセス改革を専門とする株式会社ストラソルアーキテクト（SSA）の共同開発によるものです。

背景にある法律改正

2024年5月15日、「流通業務の総合化及び効率化の促進に関する法律」が公布されました。この法律は、一定規模以上の荷主に対して、物流統括管理者の選任や中長期計画の作成を義務付けるもので、適切な取り組みが求められています。しかし、荷主企業の中には何から始めればよいのか分からないという現状があり、具体的な支援が必要とされています。

『Logiドック』の特徴

『Logiドック』は、CLO視点での専門的な物流診断を行うもので、次のようなプロセスから構成されています。

1. 診断メニューの作成
CLO専用のオリジナル診断メニューを作成し、企業の特性に応じた診断を実施します。

2. 診断実施と問題点の可視化
企業の現状を「SCM戦略」「運用」「システム」の3つの評価軸に基づいて客観的に評価し、問題点を明確にします。

3. あるべき姿の策定
課題の解決策を導出し、新運用フローを明確にし、投資対効果を試算します。

4. 実行支援
マテリアルハンドリング（マテハン）やシステムの選定を行い、具体的な実行支援を行います。

このように、APTとSSAは、物流統括管理の全プロセスを支援することで、荷主企業が効率化に向けて確実に進めるようフォローを行います。

今後の展望

『Logiドック』を通して、法令の要件を満たすだけでなく、経費削減や収益向上を目指し、さらに多様な業界や企業規模に対応するための支援サービスの開発も進めていく考えです。APTは、これまでの経験を基に、個別ニーズに応じたより柔軟で効果的なサービスを提供することを目指しています。物流改革の推進に寄与するこの新サービスには大きな期待が寄せられています。