日台スカラシップ、文化交流の新たな旅の始まり
日台の若者たちによる文化交流を促進するための「第21回日台文化交流 青少年スカラシップ」の受賞者が発表されました。このプログラムは産経新聞社の主催のもと、台湾の経済文化代表処、JR東海、三井物産、エバー航空、台湾新聞社との協力によって運営されています。今年は応募数が651点にも上り、作文部門542点、ツアープラン部門109点が集まりました。
受賞者として選ばれたのは、作文部門からは広尾学園高校の亀山紗来さん、ツアープラン部門からは福島大学付属中学校の長南陽向さんの2人です。亀山さんの作品は「正解のない時代に挑む、私なりの考え~日台関係と私の役割~」、長南さんのプランは「台湾一周。台湾を愛した日本人と日本統治時代の台湾を学ぶ旅。」というテーマで、それぞれ日台の関係性や文化に関する深い考察を表現しています。
このスカラシップの参加者は、2023年3月22日から4泊5日の台湾研修旅行に出発し、総統府を見学、台湾の外交部や教育部を訪問する予定です。さらに、台湾の大学生たちや国立台南大学付属高級中学の生徒との交流会も予定されており、日台の文化交流について学ぶ貴重な機会となるでしょう。予定されている訪問先には、長南さんがプランに組み込んだ台湾文学基地や国立台湾博物館も含まれています。
優秀賞の受賞者
また、今回のスカラシップで大賞に次いで優秀賞を受賞したのは次の通りです(カッコ内は学校名、敬称略):
- 岩坂麻侑(早稲田摂陵高校2年)
- 宮崎大輔(和歌山県立桐蔭高校2年)
- 横山愛(高知県立高知国際中学校3年)
- 山本旭隼(高槻高校2年)
- 小平暖己(慶応義塾大学2年)
- 江島未彩(早稲田実業学校高等部3年)
このスカラシップを通じ、受賞者たちは将来の文化交流の架け橋ともなることでしょう。若い世代が国境を越えてつながることで、日台の理解と友情がより一層深まることを期待しています。応募総数651点という記録も、若者たちの関心を示すものであり、今後の文化交流にさらなる期待が寄せられます。
お問い合わせ先
日台スカラシップ事務局(産経新聞社メディアビジネス局内)
電話:03-3275-8675(月~金 10:00~18:00)
メール:
[email protected]
今後も、日台の架け橋となる若者たちの活躍を期待しています。