越阪部教授が受賞
2026-03-30 14:09:56

芝浦工業大学の越阪部教授が安藤百福賞を受賞、革新的な研究が評価される

越阪部奈緒美教授が第30回安藤百福賞を受賞



2026年3月10日、芝浦工業大学のシステム理工学部に所属する越阪部奈緒美教授が「第30回安藤百福賞」の優秀賞を獲得しました。安藤百福賞は、日清食品の創業者であり即席麺の発明者である安藤百福氏の功績を称え、食科学の発展に寄与する独自の研究や開発を表彰するものです。この賞は、安藤スポーツ・食文化振興財団が主催する「食創会」によって毎年行われています。

越阪部教授の受賞理由は、彼女が行った食品の味や香りなどの官能特性と機能性の関連性を明らかにする研究が高く評価されたためです。教授は「感覚栄養学」という新しい学問分野を創出し、食品成分が人の生体機能に及ぼす影響に関する体験的な知見を深めています。特に、カカオに含まれるポリフェノール(PP)がメタボリックシンドロームのリスクを低減する有効性を、世界に先駆けて示した点が注目されています。

この研究成果は、高カカオチョコレートの製品化に繋がり、国内外の市場拡大にも寄与しているだけでなく、EUやアメリカの食品医薬品局(FDA)から機能性表示が認められるなど、国際的な評価も受けています。越阪部教授は、PPが極めて吸収性の低い化合物であることを示し、食品の効果と医薬品の性質が異なることも解明しました。

安藤百福賞について



安藤百福賞は、毎年独創的な基礎研究や食品開発、スタートアップ企業に対して授与される賞です。授賞式では、元内閣総理大臣の小泉純一郎氏が会長を務める食創会から賞と副賞が贈られます。これにより、受賞者は自らの研究成果をさらに広めるための財政的・精神的なサポートを得ることができます。

芝浦工業大学の特色



芝浦工業大学は東京都江東区に位置し、学部には工学部、システム理工学部、デザイン工学部、建築学部が存在します。約1万人の学生と約300人の専任教員を擁するこの大学は、理工系教育に特化し、国内外に多くの学生を派遣しています。また、産学連携に力を入れているのも特徴の一つです。2027年には創立100周年を迎えることから、アジアの工科系大学でのトップ10入りを目指し、さらなる教育と研究の発展に取り組んでいく計画です。

越阪部教授の受賞は、同大学だけでなく、日本の食品科学の進展を示す重要なストーリーでもあります。彼女の研究が示した食品の官能特性と健康効果の解明は、今後の食文化において重要な影響を与えることでしょう。新たな学問分野の確立は、食品科学の未来に新しい可能性をもたらすことが期待されます。

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