アクトとSilverfortの提携でID攻撃に立ち向かう
株式会社アクトが、イスラエル・テルアビブ発の最新鋭サイバーセキュリティ企業Silverfortとの国内一次代理店契約を締結したことを発表しました。このパートナーシップは、クラウドサービスやリモートワークの急速な普及に伴って増加している「IDを狙った攻撃」への対策を強化するものです。
ID攻撃の実態
近年、多くの企業がクラウドやリモートワークを導入する中で、従来のネットワーク境界型セキュリティだけでは対応が難しくなっています。特に、ID(認証情報)は新たなセキュリティの境界となり、攻撃者による標的とされています。実際に、データ漏洩の約80%がIDの不正利用から始まるとされています。
さらに、特権IDやサービスアカウントが悪用される場面も増えており、組織内のシステムへの侵害が深刻な問題となっています。これまでのIAM(Identity & Access Management)やEDR(Endpoint Detection and Response)では、侵害後の検知や対策が不十分でした。
Silverfortの統合ID保護ソリューション
このような課題を解決するため、アクトはSilverfortの製品を利用し、AD(Active Directory)のセキュリティを強化します。Silverfortは、オンプレミスとクラウドを問わず、全てのリソースに対してセキュリティを適用できる統合ID保護プラットフォームを提供。特権アカウントやサービスアカウントを保護することで、企業をサイバー脅威から守ります。
具体的な機能としては、IDの可視化やリスク評価、リアルタイムの脅威検知、適応型多要素認証(MFA)などが展開されます。これにより、企業は見落としていた認証情報から脆弱なアカウントや不審なアクセスを検出し、IDを用いた攻撃に対して強固な防御体制を築けるのです。
SOCとの連携によるセキュリティの強化
仮に、侵害が発生した場合でもアクトはSilverfortのインシデントレスポンスサービスを提供し、企業のIDセキュリティ対策を一段と強化します。アクトのSOC(Security Operation Center)によるサービスは、セキュリティエンジニアがリアルタイムで脅威を監視し、不正なアクセスを即座に検出・防御します。
特に、SentinelOne EDRとSilverfortの組み合わせにより、エンドポイントへの脅威検知と対応が一層強化され、迅速な対応が可能となるのです。これにより、企業のゼロトラスト環境はさらに強固になり、サイバー攻撃へのリスクを最小化することができます。
まとめ
アクトとSilverfortの提携により、企業のセキュリティ基盤が強化され、増え続けるID攻撃に対抗する力が強化されました。これからの時代、サイバーセキュリティにおいてIDの保護はますます重要になっていくことでしょう。アクトはこれからも変化に強い社会実現に向けて、最適なITソリューションを提供し続けます。
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