音を視覚化する新機能
2024-12-09 11:24:18

音を視覚化した新機能!DNPが実現したスマートグラスの魅力とは

音を視覚化!DNPの新しいスマートグラス機能



大日本印刷株式会社(DNP)は、周囲の音を視覚化し、スマートグラスに表示する新たな機能を発表しました。この革新的な技術により、音がどのように感じられるかを視覚的に表現できるようになり、特に聴覚に障害を持つ方々にとって、日常生活での情報不足や不便さを解消する手助けとなることを目指しています。

新機能の背景


DNPは、母国語の違いや障がいの有無に関係なく、多様な人々に情報を届ける「ユニバーサルコミュニケーション」の理念のもと、取り組んでいます。観光地や展示会などでのコミュニケーションニーズが増加している中、DNPは、株式会社アイシンとの協力で開発を進めています。最近では、観光スポットや展示施設での解説音声を字幕として表示するシステムを開発し、さらに今回の機能が追加されました。

音の視覚化とコミュニケーションへの影響


新機能により、スマートグラスは周囲の音を擬音語や擬声語として表示します。例えば、救急車のサイレンや、自然の音、動物の鳴き声などがテキスト化されることで、ユーザーは周囲の状況をよりよく理解し、安全に行動できる情報を得ることができます。特に、音が聞こえにくい状況にいる人々にとっては、耳では捉えられない音が視覚的に伝わることで、安心感を得られるでしょう。

感情とフォントの表現


DNPの「感情表現フォントシステム」を適用し、音が表現する感情やイメージに適したフォントが自動的に選ばれます。これにより、ただのど音や表現だけでなく、それに伴う感情のニュアンスまで感じ取ることが可能になります。このような技術によって、より豊かなコミュニケーションが実現できるのです。

体験会の詳細


DNPは、2025年1月24日から26日にかけて新宿にて「音が見える!字幕表示メガネでオノマトペ体験会」を開催します。参加者は、DNPの最新のスマートグラスによる音の視覚化を体験できます。特に、この体験会は聴覚に障がいを持つ方々を主な対象に設計されており、日常生活での新たな体験を提供します。興味のある方は、公式サイトから事前申し込みが可能です。

今後の展開と目指す未来


DNPは、今後もXR(Extended Reality)の技術を取り入れ、さまざまな製品やサービスを展開していく予定です。文化施設や自治体と共に「ユニバーサルコミュニケーション」をより実現可能なものとするための取り組みを続け、新たな価値を提供することを目指しています。これにより、コミュニケーションの壁を低くし、すべての人々が楽しめる環境を整えていけることに期待が寄せられています。

DNPの着実な取り組みが、未来のスマートグラスやコミュニケーションの在り方を変えていくのか、今後の進展が楽しみです。


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会社情報

会社名
大日本印刷株式会社
住所
東京都新宿区市谷加賀町1‐1‐1
電話番号

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