AI面談で口座開設を効率化
2025-09-16 13:29:11

GMOあおぞらネット銀行がAI面談を導入し法人口座開設の効率化を図る新しい試み

GMOあおぞらネット銀行が新たに導入するAI面談



GMOあおぞらネット銀行株式会社とシンプルフォーム株式会社は、法人口座開設審査の効率化を目指し、AIを備えたWeb面談を導入する新たな仕組みを開始します。この取り組みは、法人顧客に対するサービス向上を目的にし、審査過程を円滑に進めることを目指しています。

背景と課題


金融業界において、口座開設のプロセスは非常に重要で、特に不正口座の開設を防ぐためには厳格な審査が求められます。その一方、法人の場合、書類提出から数週間にわたる審査が一般的であり、これが顧客にとって大きな負担となることが少なくありません。

GMOあおぞらネット銀行は、これらの課題に挑戦し、特にスタートアップ企業や中小企業の支援に力を入れることで、円滑な口座開設を促進してきました。しかし、創業したばかりの企業では必要書類の整備が難しく、多くの場合は口座開設を断らざるを得なくなっていました。これを解決するために、同銀行はシンプルフォームと協力し、AIソリューションの導入を決定しました。

AI面談の仕組み


この新しいプロセスでは、まず銀行の「法人口座開設ナビ」から必要書類を提出することになります。その後、対象となる法人の顧客には、取引責任者とAIによるWeb面談の案内が送信されます。面談は約10分程度で、予約は不要です。顧客は自身の都合に合わせて面談を開始できます。

Web面談では、生成AIを活用して、顧客から提供された情報や書類、さらにシンプルフォームで構築された全国500万法人に関する定性情報データベースをもとに、リアルタイムで質問が生成されます。これにより、顧客のビジネス実態を多角的に把握することが可能になります。また、かつては追加書類の提出を求めていた顧客に対しても、負担を軽減することが期待されます。

AIは面談の内容を統合し、「総合評価レポート」を生成します。審査担当者はこのレポートをもとに評価を行い、必要に応じてさらなる確認を行うことができます。

今後の展開


GMOあおぞらネット銀行とシンプルフォームは、法人口座開設だけでなく、融資やモニタリングなど他の法人取引への拡大を視野に入れています。両社は効率化と高度な審査モデルの構築を目指し続け、顧客の利便性向上に寄与する取り組みを推進する計画を立てています。

GMOあおぞらネット銀行の金子邦彦執行役員は、「スモール&スタートアップ企業向け銀行No.1」を掲げ、新たな技術を導入することによって、不正口座開設リスクを抑えつつ、顧客が迅速に口座開設できるよう取り組むと語ります。

シンプルフォームの田代翔太CEOは、各法人の実情に応じた判断をテクノロジーで支援することの重要性を強調し、この取り組みが法人顧客の利便性を維持しながら高度な審査を可能にする大きな一歩であるとしています。

今後、両社の取り組みがどのような成果を生むのか、非常に注目されるところです。


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会社情報

会社名
GMOあおぞらネット銀行株式会社
住所
東京都渋谷区道玄坂1-2-3 渋谷フクラス
電話番号

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