藤子・F・不二雄ミュージアム、500万人の感動を迎える
神奈川県川崎市に位置する藤子・F・不二雄ミュージアムが、開館以来の来館者数が500万人に達するという嬉しいニュースを発表しました。この記念すべき瞬間は、2024年8月12日(月・祝)に、開館から4,727日目に位置する場面で訪れました。運命的なことに、500万人目の来館者は奈良県奈良市から訪れた8歳の女の子、東 玲那さんとその家族でした。
記念の瞬間
セレモニー当日、玲那さんとそのご家族は特別なご褒美を受け取りました。プレゼントには、『ドラえもん』の豪華全集である「100年ドラえもん」全45巻セットや、ミュージアムのオリジナルグッズが含まれていました。玲那さんは「今日はいっぱい楽しみたいです」と笑顔で語り、父親の晃司さんは「誕生日にこんなすばらしいことがあるとは思っていなかったので、嬉しい気持ちでいっぱいです」と心境を語りました。
家族は皆、『ドラえもん』の大ファン。玲那さんは「ねがい星」というひみつ道具が大好きで、父は「どこでもドア」を羨ましがるほどでした。母親のあゆみさんは「タイムマシン」に憧れを抱いていて、一家はまるで藤子・F・不二雄の作品そのもののような温かい雰囲気でした。
館長の思い
ミュージアムの館長である小林順子さんは「私たちは、500万人目のお客様をお迎えできて嬉しい。すべてのファンのおかげです」と感謝の気持ちを表しました。特に、藤子・F・不二雄先生の生誕90周年を間近に控えている今年は、意義深い年となっています。ミュージアムでは、まんが原画の展示を通じて多くのファンとの接点を続け、これからも感謝の気持ちを持ちながらファンをお迎えしていくと述べました。
このミュージアムは、先生が描いたまんがの中で培われた「夢」や「希望」を未来へと引き継いでいくために生まれました。2011年に開館して以来、何千人もの子どもたちがこの場所で笑顔に触れ、藤子・F・不二雄の世界に浸ることができる空間を守り続けています。
生誕90周年の展示
さらに、ミュージアムでは藤子・F・不二雄生誕90周年を祝い、特別展「好き」から生まれた藤子・F・不二雄のまんが世界」を開催しています。この展示では、先生が描いた作品に現れるさまざまな「好き」がテーマとなり、その熱い想いが込められています。
来館者は、展示室での魅力的な原画や手作りのアニメーションの数々を楽しむことができ、これは子どもたちには夢のような体験です。また、ミュージアム内の「Fシアター」では藤子・F・不二雄のキャラクターたちが登場するオリジナルアニメが上映され、来館者を夢の町「Fランド」へと誘います。
施設情報
川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアムの詳細は公式サイトで確認できます。これからも藤子・F・不二雄のまんががもたらす笑顔と温もりを探訪してみてはいかがでしょうか?
- - 住所: 神奈川県川崎市多摩区長尾2-8-1
- - 開館時間: 10:00~18:00
- - 休館日: 火曜日、年末年始(特別開館あり)
- - 料金: 大人1,000円、大学生1,000円、中高校生700円、4歳以上500円
この節目の瞬間をともに分かち合える場所、藤子・F・不二雄ミュージアム。未来へ向けて、その魅力がさらに広がっていくことでしょう。