コテージと貸別荘の利用実態を探る
東京都渋谷区に拠点を置く
鵜山リゾート株式会社が運営する貸別荘・コテージ宿泊予約サイトである
TABILMOは、全国の男女を対象に一棟貸し宿泊施設の利用実態について調査を行いました。500名を超える回答から、利用目的やその理由、利用しない場合の理由が浮き彫りとなりました。
調査概要
この調査は2024年10月2日から10月13日にかけて、インターネットを通じて行われました。対象となったのは10代から60代以上の男女で、サンプル数は500名に上ります。調査の結果、コテージや貸別荘に宿泊したことがあると回答したのは約60%に達しました。一方で、宿泊未経験者は約40%であることがわかりました。
利用理由が示す親しみやすさ
実際に宿泊した経験がある人に対して、コテージや貸別荘を選ぶ理由を尋ねると、23.8%の人が「家族や友人との旅行で周囲に気を使わずに騒げる」と回答しました。この傾向は特に小さな子どもを持つ家族や大人数で旅行を希望する学生に見られます。
次に多かったのは「大人数での宿泊は安くなる」という意見で、これは22.2%の人が賛同しました。通常、一棟貸しの施設は定員に近い人数での宿泊が推奨されており、利用者は1人あたりのコストが低くなるメリットを享受しています。さらに、32.6%の回答者が「自分だけの空間を楽しみたい」や「アウトドア体験を行いたいが、テント泊には抵抗がある」と述べており、貸別荘のプライベートな環境を重視する傾向が伺えます。
利用しない理由の多様性
一方、コテージや貸別荘に宿泊しない理由について尋ねたところ、27.8%の人が「食事やサービス、設備が充実していない」との意見を挙げました。具体的には、「食事の準備や後片付けが面倒」という意見が多く見られました。加えて、同様の割合で「料金が高い」と感じている回答者もおり、特に少人数で泊まった場合に料金が高くつくことや、ホテルに比べてサービス面での不安を指摘する声が多かったのです。さらに、他の選択肢として「そもそも宿泊の機会がない」との回答も16.7%と一定数を占めておりました。
今後の展望
以上のことから、コテージや貸別荘に宿泊する人たちは「家族や大人数での宿泊」「アウトドアの楽しみ」「周囲を気にせずリラックスできるプライベートな時間を求めている」と言えます。一方で、利用しない人々はホテルとの比較において「費用」と「サービス便益」に懸念が強いことが浮き彫りになりました。また、宿泊先の選択肢にコテージや貸別荘を挙げていない人も多く、これには改善の余地があります。
現在、いくつかのコテージや貸別荘では、駅からの送迎やケータリングサービスを提供し、宿泊者により良い体験を提供するための取り組みを行っています。したがって、これらの改善が進むとともに、国内の宿泊選択肢の一つとして認識されることが期待されています。賢明なマーケティングと多様なアプローチを通じて、新たな利用者の獲得が見込めるでしょう。
TABILMOは、全国中の貸別荘やコテージを簡単に予約できるサービスを提供しています。サウナ、BBQ、大人数宿泊など、ニーズに応じた選択肢を揃えているため、ぜひ利用してみてはいかがでしょうか。