愛知県豊田市が承認されたCFCI実践自治体
2025年1月24日、愛知県豊田市が日本ユニセフ協会の「子どもにやさしいまちづくり事業(CFCI)」実践自治体として承認されました。これを記念して、1月26日に豊田市内で「豊田市子ども会議」の中で覚書の締結式が行われます。
CFCIの概要とは
ユニセフが推進するCFCIは、各市町村が子どもの権利条約を具体化するための取り組みです。子どもたちがまちづくりの主体として意見を反映させ、地域の市民団体や企業と協力して、すべての子どもが幸せに暮らせる環境を目指します。このプログラムは、2024年末現在、約40カ国で3,000以上の自治体が参加しており、日本ではこれまでに5つの自治体が実践自治体として認定されています。
豊田市の取り組み
豊田市は、2007年に愛知県内で初めて「豊田市子ども条例」を制定し、子どもの権利と子どもに優しいまちづくりを推進してきました。2021年から本事業が日本で正式にスタートしたことを受け、豊田市はこれまでの取り組みを振り返り、さらなる改善を図るために2023年から参加を決定しました。
中部地方では初めて、かつ全国で6番目の実践自治体として承認された豊田市。これからの3年間で策定された計画に基づき、さまざまな事業を進めていき、子どもたちのための環境を整えていく方針です。
覚書締結式の開催
この新たな取り組みを祝うため、覚書の締結が行われます。式典の詳細は以下の通りです。
- - 日時:2025年1月26日(日)13:30~14:30
- - 場所:豊田産業文化センター4階青少年センター交流室(豊田市小坂本町1-25)
- - 出席者:豊田市の太田稔彦市長、日本ユニセフ協会CFCI委員会の木下勇委員長、豊田市子ども会議の子ども委員74人
- - 内容:豊田市子ども会議からの活動報告、覚書の締結、子ども委員との集合写真撮影など
ユニセフの役割
ユニセフ(国際連合児童基金)は、世界中のすべての子どもたちが健やかに育つ環境を提供するために活動しています。特に苦しい立場にある子どもたちをサポートし、その活動は約190の国と地域で行われています。日本ユニセフ協会は、この活動の広報や募金活動を通じて、日本国内でユニセフの理念を広める役割を果たしています。
次世代を担う子どもたちの声に耳を傾け、よりよい未来を築くために、豊田市の取り組みは重要なマイルストーンと言えるでしょう。子どもたちの幸せな未来のために、今後の進展が期待されます。