新成人たちの投資実態調査:未来への蓄えを考える若者たち
近年、18歳での投資に対する意識が高まりを見せている中、日本で唯一のETF専門資産運用会社、Global X Japan株式会社が行った調査により、18~20歳の投資経験者たちの実態が明らかになりました。2024年4月以降に成人を迎えた147名を対象に行われたこの調査は、若年層の資産運用に対する関心と行動を詳細に探るものです。
調査の背景
2022年4月に成人年齢が18歳に引き下げられたことを受け、今の若者たちは親の同意なしに投資用口座を開設することができるようになりました。この変化は、彼らの資産運用に対する姿勢を大きく変えたと言えるでしょう。今回の調査は、成人を迎えた若者たちがどのような動機や背景で投資を始めたのかを探るものです。
調査結果のハイライト
投資口座の開設時期
調査結果によれば、51.4%の若者が成人してから1年以内に投資用口座を開設したとのこと。また、約3割が18歳以前から口座を持っており、早い段階から資産運用を試みる姿が見受けられます。
投資への興味を引き起こす要因
投資に興味を持ったきっかけとしては、「親や親戚」が最も多く、次いで「SNS」や「YouTube」が続きました。この結果から、若年層の情報収集が家庭やオンラインプラットフォームから影響を受けていることが分かります。また、学校での金融教育も影響を与えており、過半数が投資について学校で学んだ経験があると応えています。
投資の目的
若者たちが投資を行う理由としては、「将来の生活費の蓄え」や「老後資金のため」といった未来を見据えた理由が上位を占めています。一方で、「お金を増やすのが好き」といった趣味的な視点で投資を捉える層も存在し、投資活動が多様な目的を持つことを示しています。
投資先の選択肢
興味深いことに、調査対象者の多くが国内外の株式や投資信託に目を向けており、「ETF」は4位にランクインしています。ETFに投資する割合は約20%であり、今後の投資行動における成長が期待されます。
資産運用規模
投資運用の金額については、65.9%が100万円未満であることが分かりました。一方で、1,000万円以上を運用している層も10%程度存在し、若年層でも一定の資産を運用している実態が明らかになりました。
結論と今後の展望
調査結果から、若年層は親や学校、SNSなどさまざまな要因から投資に取り組むようになってきていることが分かります。将来の投資を見据えて、資産運用が「預貯金」にとどまらず、様々な手段として認識されている点も注目すべきでしょう。ETFについては、まだ十分に活用されていない様子ですが、今後の教育や情報提供によってその重要性が強調されていくことが期待されます。どういった投資戦略が将来の資産形成に繋がるのか、今後も注目していきたいと思います。
調査概要
調査方法: インターネット調査
調査期間: 2025年1月20日~28日
調査対象: 18歳から20歳までの男女
有効回答: 147名
ETFとは
ETF(上場投資信託)は、株式と同様に取引所で売買でき、一度の取引で複数の銘柄に投資できる金融商品です。このような特性から、投資初心者から資産運用の専門家まで広く利用されています。
Global X Japan株式会社について
Global X Japan株式会社は、成長テーマ型、インカム型、コア型の革新的なETFラインナップを提供している、日本で唯一のETF専門資産運用会社です。
詳細については、
Global X JapanのWebサイトをご覧ください。