CAPSULEが韓国に新たな展開を開始
カプセルジャパン株式会社(CAPSULE)は、2025年5月14日に韓国ソウル市に「CAPSULE KOREA Inc.」という100%出資の子会社を設立しました。この決定は日本発のIP(知的財産)コンテンツのグローバルな需要が高まっている中でなされたもので、特に韓国ではアニメやVtuberなどの人気が急増しています。
韓国市場への進出の背景
韓国は、ファンダムやクリエイター市場が成熟しており、現地のパートナーと協力してコンテンツを拡充する需要がますます高まっています。CAPSULEはこの成長を見越し、現地施策と越境展開を加速する体制を整備することを目指しています。
また、同社はすでに台湾のカフェに続いて新たなカフェ「OU-EN CAFE」を弘大エリアにオープンしました。このカフェは、ファンコミュニティが集まる場所として機能し、日本のコンテンツと韓国のファンをつなぐ重要な拠点となる予定です。
OU-EN CAFEについて
OU-EN CAFEでは、IPコラボによるポップアップストアやコラボカフェが運営される予定です。これにより、利用者は多様なイベントやプロモーション活動に参加することができ、日本のコンテンツに対する興味を深めることができます。特に韓国の若者たちが集まる弘大の文化的背景を活かし、リアルな接点を提供します。
KOLとの連携による新たなプロモーション戦略
CAPSULEは、韓国のKOL(Key Opinion Leader)やクリエイターと協力して、イベント体験をSNSや動画プラットフォームで拡散するプロモーションモデルを構築するとしています。このアプローチにより、オンラインとオフラインの両方でファンとの接点を広げていく方針です。また、インバウンド関連のプロモーションにおいてもKOLを起用し、韓国から日本への旅行需要を促進する役割を果たします。
代表の埴渕修世のコメント
埴渕修世代表取締役は「パンデミックを機に、当社の日本IPコンテンツの海外進出のスピードが加速しました。これからもアジア市場での実績を背景に、さらなる成長を図っていく所存です」と語ります。現在、CAPSULEは台湾、香港、タイを含む市場での展開を進めており、将来的な上場を見据えた基盤の拡充が期待されています。
CAPSULEの概要
CAPSULEは、エンターテイメントにおいて次世代のクリエイティブの拡大を目指し、様々なコンテンツIPと連携しています。福岡と台湾を拠点に、日本のVtuberやアニメの海外募集を一貫して行い、マーケティングからイベント運営まで一体的なサービスを提供しています。
訪日インバウンドプロモーションにも力を入れ、3000件以上の海外プロモーションと100件以上の実績があります。今後もエンターテイメントの新たな可能性を開拓していくCAPSULEに注目です。