AIで委託先審査を効率化
2025-03-26 11:40:35

パーソルテンプスタッフ、AIを用いた委託先審査機能を導入

パーソルテンプスタッフ、AIレビューアシスト機能を導入



パーソルテンプスタッフ株式会社が、委託先審査業務に革命をもたらす新機能である「AIレビューアシスト機能」の導入を発表しました。この機能は、株式会社Conoris Technologiesが開発したもので、AIを活用して外部委託先企業への審査を効率的に行うものです。2025年4月より本格運用が開始される予定です。

導入の背景



パーソルテンプスタッフでは、年間300件以上の外部委託申請を扱っており、その審査件数は年々増加しています。これに伴い、従来のExcelフォーマットでの80項目を超える質問への対応や、外部委託先から提供される情報の確認作業に多くの時間と手間がかかっていました。特に、申請者や委託先による入力ミスや不備が頻発し、何度もやり取りを繰り返す必要がありました。その結果、審査業務に平均3時間以上を要する状況が続いていました。

そこで、パーソルテンプスタッフは2024年10月からのConoris BP導入を経て、AIレビューアシストの有用性を確認し、2025年4月1日より正式にこの機能を導入する決断をしました。

取り組みの内容と効果



「AIレビューアシスト機能」は、AIを用いて外部委託先からの情報を分析し、リスク評価やレビュー業務を自動で行います。具体的には、委託先のセキュリティチェックシートや調査票をもとに、社内規程、プライバシーマーク、ISO認証などの基準を考慮し、リスク判定を行う仕組みです。
この機能を利用することで、従来は平均3時間かかっていた審査対応時間が、なんと平均1時間に短縮され、最短20分での審査も可能となります。このように、AIを駆使した審査業務の効率化は、業務全体のスピードアップに寄与すると期待されています。

AIレビューアシスト機能の特長


1. 自動化されたリスク判定:AIが外部委託先のリスクを自動で判定し、人手を介さずに業務を進めることで効率化が実現されます。
2. 高精度のレビュー:提案資料やサービスサイトからリスクポイントを抽出し、高精度なレビューを行います。
3. コストと時間の削減:手作業の審査業務をAIが代替することで、大幅なコスト削減が期待されています。

導入責任者からのコメント



パーソルテンプスタッフのガバナンス本部マネージャー金子英臣さんは、今回の導入について、「以前は、回答者の入力ミスや複雑な審査プロセスが課題でしたが、Conoris BPの導入を経て、入力ミスが大幅に減少しました。AIレビューアシストの導入によって、専門業務の標準化が実現され、さらなる効率化が図れました」と話しています。さらに、Conoris Technologiesとの綿密な連携を心から感謝しており、今後も業務改善に協力していく意向を示しています。

Conoris BPとは?



Conoris BPは、業務委託時のサプライチェーンリスク管理を効率的に行うためのクラウドソリューションです。このシステムは、外部サービスの利用や各種業務を委託する企業が増える中で、リスクを最小限に抑えることを目的としています。

社会のデジタルトランスフォーメーションが進み、セキュリティリスクやコンプライアンスの課題が増加する今、Conoris BPは取引先企業のセキュリティ状況を可視化し、継続的なモニタリングを可能にします。質問票の受け渡しや内部レビューのプロセスをシステム化することで、業務時間やコストの大幅な削減が実現します。

まとめ



パーソルテンプスタッフが導入するAIレビューアシスト機能は、外部委託先の審査業務を飛躍的に効率化し、業務スピードや品質向上に貢献します。今後、この取り組みがどのように業務に影響を与えるのかが期待されています。


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会社情報

会社名
株式会社Conoris Technologies
住所
東京都港区赤坂4丁目8番19号赤坂フロントタウン3階
電話番号

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