NNSA職員研修
2026-10-22 16:39:21

近畿大学が米国NNSAの職員対象に原子力研修を実施

近畿大学原子力研究所(大阪府東大阪市)は、米国エネルギー省国家核安全保障局(NNSA)の若手職員を対象にした研修会を令和8年(2026年)10月29日(木)と30日(金)に開催します。これは、令和6年(2024年)に続く第2回目の開催であり、米国政府機関からの参加者に対して、実践的な原子力教育を提供する貴重な機会です。

本研修では、60年以上の歴史を持つ教育訓練用原子炉(UTR-KINKI)を活用し、原子炉の運転実習や中性子ラジオグラフィ、空間線量率の測定といった多様なプログラムを実施します。この原子炉は、昭和36年(1961年)に初臨界を迎えて以来、原子力に関する専門的な知識を持つ学生の訓練に利用されてきました。出力がわずか1Wであるため、安全性が非常に高く、理科教員や高校生のサイエンス教育に幅広く利用されています。

近畿大学は、NNSAとの連携を強化し、原子炉の燃料を低濃縮化するプロジェクトも推進しています。このプロジェクトは、原子力教育の質向上を目指しており、研修会の実施はその一環として重要な位置を占めています。今年度の研修会では、前回に引き続き原子炉の見学や中性子ラジオグラフィの実習が行われ、さらに原子炉運転の実習や放射線測定も含まれるため、研修生にとって非常に実践的な内容となることが保障されています。

【開催の詳細】研修会は、10月29日(木)14時に開会し、挨拶や講義、原子炉見学が予定されています。30日(金)には、原子炉運転実習を行い、その後中性子ラジオグラフィや空間線量率の測定を行います。最後には修了証の授与も行われ、参加者は有意義な経験を持ち帰ることができるでしょう。

この研修会は、原子力分野の専門者を育成するための重要なステップとして注目されており、参加者は実践的な知識を深めることができます。今回もあわせて9名が参加予定で、国際的な研修の場を通じて原子力の未来を見据えたトレーニングを受けることが期待されています。近畿大学は、このような貴重な機会を継続的に提供していくことにより、原子力教育の更なる発展に寄与していく考えです。詳細については、近畿大学原子力研究所の公式ウェブサイトをご参照ください。

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