HubSpot Japanの事業展開報告会
2023年、HubSpot Japanは事業展開報告会を開催し、米HubSpot, IncのCMOであるキップ・ボドナーが登壇しました。この会議では、消費者の最新動向や企業が成長を遂げるための戦略について詳しく説明されました。塗られた背景には、近年の市場情勢の変化があります。企業が発信する情報の信頼性が低下する中、消費者は既存の顧客からの口コミや紹介を重視する傾向が強まっています。
ボドナーによると、従来の「マーケティングファネル」は、成約した顧客を「成果物」として捉えがちですが、この考え方は現代の市場には適していないといいます。代わりに、彼は「フライホイール」という独自の概念を紹介しました。このモデルでは、顧客を「惹き付け(Attract)」、「信頼関係を築き(Engage)」、「満足させる(Delight)」という三つの段階で捉え、顧客満足を促進することで、既存の顧客が新たな顧客を引き寄せるグロースエンジンとなることを強調しました。
次に、HubSpot Japanの共同事業責任者でシニアマーケティングディレクターを務める伊佐裕也氏が、「HubSpot Japanのビジョンと直近の製品展開」と題した講演を行いました。伊佐氏は、日本のビジネス環境において企業、消費者、働く人々が抱える課題について説明し、それに対するHubSpotの独自の「インバウンド手法」の効果を語りました。この手法は、顧客を自発的に引き寄せ、長期的な関係を築くことを目的としています。
また、伊佐氏は、HubSpotの製品群や成功事例に加え、2018年に全世界で発表した新製品とその価格戦略についても触れました。
報告会の締めくくりには、共同事業責任者兼セールスディレクターの伊田聡輔氏が、HubSpot Japanの沿革や日本市場における戦略的重点項目について説明しました。その中には、「無償CRM」、「カスタマーサクセス」、「スタートアップ」、「パートナーシップ」、「Growth Suite」の5つが含まれており、これによりHubSpotが提供するサービスの幅広さと、今後の成長への意欲が強調されました。
HubSpot Japanは、「Help millions of organizations grow better」を企業の使命として掲げ、新たな時代におけるマーケティング、セールス、サービスの管理を実現するために、多様なツールやサービスを展開しています。今後も、意欲的に成長を目指す企業や個人に向けて、革新的な情報提供と支援を続けていく考えです。
HubSpot Japanの基本情報
- - 設立: 2016年2月
- - 営業開始: 2016年7月
- - 資本金: 500万円
- - 所在地: 東京都千代田区大手町2-2-1 新大手町ビル 3F 336
- - ウェブサイト: HubSpot Japan
HubSpotは、クラウド型ソフトウェア企業として顧客関係の管理(CRM)を中心に、マーケティングやセールス支援の様々なサービスを提供しています。全世界の顧客をその企業の「推奨者」に変えることを目指し、昨今のビジネスに適した手法を追求しています。