カジュアル面談が20代求職者に人気の理由
近年、キャリア採用におけるカジュアル面談が注目されています。株式会社学情が実施した調査によると、キャリア採用を行う企業の半数以上がカジュアル面談を取り入れており、特に20代の転職希望者の85.1%が参加を希望しているという結果が出ました。この傾向には、企業と求職者の双方が求めるコミュニケーションスタイルの変化が影響しています。
調査の背景と目的
伝統的な新卒一括採用が困難な中、企業は経験者を対象としたキャリア採用を強化しています。その中で、カジュアル面談は選考や評価を目的とせず、よりリラックスした状態で相互理解を深める機会として注目されています。この調査は、企業のカジュアル面談の実施状況や目的、さらには求職者の意向を明らかにすることを目的としています。
企業の実施状況と求職者の意向
調査によると、52.7%の企業が現在カジュアル面談を実施。さらに、22.6%の企業が今後実施する意向を示しています。一方、求職者側では、参加希望が44.8%、さらに「どちらかというと参加したい」と答えた人が40.3%となり、合計で85.1%の求職者がカジュアル面談に魅力を感じていることが伺えます。
期待される効果
企業がカジュアル面談に求める主な目的として、「ミスマッチの防止」が79.7%と圧倒的に高い割合を占めています。これに次いで、「志望意欲の醸成」が51.6%、応募数を増やすことが41.0%と続いており、企業側の目的も明確です。
リラックスした雰囲気が求められている
カジュアル面談では、企業と求職者の両者が「緊張を和らげる」「面接のような雰囲気を避ける」ことを重視しています。企業側の77.4%が「緊張を和らげる」ことを意識し、求職者側でも61.8%が同様の考えを持っています。このように、堅苦しい雰囲気を避け、リラックスした会話を重視するスタンスが、双方に共通している点が興味深いです。
調査のまとめ
この調査は株式会社学情が20代の転職希望者と人事担当者を対象に行い、295件(企業調査)および154件(求職者調査)の有効回答を得ました。調査はWeb上で実施され、調査期間は2026年3月から4月です。企業や求職者がカジュアル面談において期待する効果や意識は、今後の採用活動において重要な要素であり、両者が有意義なコミュニケーションを築くための一助となるでしょう。
株式会社学情について
株式会社学情は、東京都に本社を持つ企業で、2004年から「20代通年採用」を提唱しています。20代向け転職サイト「Re就活」や、30代向けのリクルーティングサービスを展開し、採用活動全般をサポートしています。また、若手人材の採用において多くのイベントを主催しており、業界内での地位を確立しています。さらに、同社は東京証券取引所に上場し、経団連にも加盟しています。