ToposWareが新たな一歩を踏み出す
ブロックチェーン技術の発展が急速に進む中、株式会社ToposWareが約2億円の資金調達を完了しました。これは、次世代のデータプラットフォームの開発を進める同社にとって大きなマイルストーンです。特に、情報セキュリティが求められる行政や企業、個人に向けたソリューションの提案を行っています。
資金調達の詳細
調達は、2023年4月30日までに完了され、マネックスグループの松本社長やミクシィの笠原会長など、多数のエンジェル投資家が参加した第三者割当増資によって行われました。これにより、約1億9700万円を集め、デジタルハリウッド社などの事業会社も引受先となっています。
脅威に立ち向かうブロックチェーン
デジタル技術の普及が進む中、データの漏洩や改ざん、悪用のリスクは増大しています。ToposWareが開発するブロックチェーンは、多様なデータの安全な保管を可能にし、暗号資産の決済のみならず、文字列やファイルなどにも対応します。さらに、改ざん耐性とデータ秘匿性を提供することで、利用者に安心感をもたらします。
特徴的な技術と展望
特に注目すべきは、「ゼロ知識証明」という技術の活用です。この手法により、知識を送信せずにその知識を有していることを証明することができ、強固なデータ秘匿性を実現しています。また、エネルギー効率抜群で、5Vの給電で小型ソーラーパネルを使用した運用が可能であることを、現時点のプロトタイプで証明しています。
開発のさらなる加速
ToposWareは、今回の資金を活用してプロジェクトの開発を加速し、2020年内にはソフトウェアのリリースを、また法人との実証実験も計画しています。彼らが掲げるビジョン「Privacy for everyone」のもと、デジタル時代のプライバシーの向上に貢献することを目指しています。
会社概要
ToposWareは、2019年1月に設立されたスタートアップで、独自のブロックチェーン・プラットフォームを開発しています。フランスやパキスタン、日本、中国、米国など、世界各国から集まった暗号学者やエンジニアたちが東京を拠点に活動しており、国際的なチームの特色を持っています。
詳細については、
ToposWareの公式ウェブサイトをご覧ください。お問い合わせは、COOの松村宗和までメール(
[email protected])にてご連絡ください。