福岡のスタートアップ支援
2016-04-21 13:57:28

福岡市発、スタートアップの未来を変えるシードアクセラレーションプログラム「LAUNCH BASES」

新たなスタートアップ支援プログラム「LAUNCH BASES」が福岡市に誕生



福岡市に創業特区として新たに姿を現した「LAUNCH BASES」は、スタートアップ業界での急成長を促進するためのシードアクセラレーションプログラムです。このプログラムは、地方のスタートアップが直面する課題を解決するための新たなアプローチを提案します。

スタートアップのチームづくりの困難さ


現在、スタートアップが成功を収めるためには、優れたアイデアだけでは不十分であることが広く認識されています。特にシード期においては、高い経歴を持つ人材を集めた少数精鋭のチームが必要不可欠です。しかし、地方ではそのような優秀な人材を獲得することが極めて困難な状況があります。これが原因で、多くの地方スタートアップは資金調達に苦しんだり、最悪の場合、東京への移転を余儀なくされています。

「LAUNCH BASES」による解決策


「LAUNCH BASES」では、スタートアップが成長に必要なスキルを持つ個人および法人とのアライアンスを形成し、「SHARE TEAM」と呼ばれる仕組みを導入しています。これにより、参加スタートアップは「必要な時に、必要な才能を、必要な量だけ」人材を配分できるようになります。この仕組みにより、チームづくりの時間を大幅に節約し、本業に集中することが可能になります。

さらに、参加スタートアップには「BASES」の設備が無料で提供されるほか、事業の資金も供給されます。これにより、スタートアップはプロダクトに自身のリソースをより多く割くことができ、成長スピードが加速します。

運営側のサポート体制


また、プログラム中には「BOOSTER」と呼ばれる運営スタッフがほぼ毎日各スタートアップに関与します。これにより、OJT形式での経営ノウハウの指導と問題解決のサポートが行われ、事業成功の可能性を高めることに寄与します。こうしたサポート体制は、単なる資金提供に留まらず、実践的な経営支援を行う新しい形のスタートアップ支援といえるでしょう。

具体的な支援事例


「LAUNCH BASES」は、構想段階から4社のスタートアップを支援し、すでに2社にはシードマネーを出資したことを発表しています。これらの企業は、
1. 株式会社ガイダー - グローバル人材育成ブートキャンプ「Glowing」を運営。
2. エスプリ・ド・エスプリ - 日本初のAIを活用したレシピ開発のクレープ料理店を展開。

このように具体的な支援を通じて、地域に根ざしたスタートアップの成長をサポートしています。

今後の展望


「LAUNCH BASES」は、今後さらに本格的なシードアクセラレーターとして成長を目指し、今年中に10億円を目標としたファンドを組成する予定です。また、第一期生の選抜と受け入れも行う予定で、さらなるスタートアップ支援の拡充を計画しています。

福岡市における「LAUNCH BASES」の活動は、今後のスタートアップ業界に大きな影響を与えることでしょう。地方からアイデアと革新が生まれることを期待しています。

会社情報

会社名
株式会社ベイシズ
住所
福岡県福岡市博多区博多駅東1-12-17オフィスニューガイア博多駅前 3F
電話番号
092-441-7716

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