第13回宮崎映画祭オープニング作品『逃亡くそたわけ-21才の夏』
2007年6月9日から16日まで開催される第13回宮崎映画祭。この映画祭のオープニング作品として、大注目の映画『逃亡くそたわけ-21才の夏』が上映されます。この映画は、芥川賞作家である絲山秋子による同名小説が原作で、九州を舞台として、主人公二人の青春の葛藤を描いた作品です。
映画の概要
『逃亡くそたわけ-21才の夏』は、躁鬱病を抱える二人の若者、花ちゃんを演じる美波さんと、なごやんを演じる吉沢悠さんが中心となり、精神病院からの逃亡を描いた冒険物語です。彼らは博多から鹿児島まで旅しながら、心の問題や彼らを取り巻く社会との関係を学んでいきます。映画は九州の美しい風景を背景に、彼らの心の成長を繊細に描いています。
前夜祭の盛況ぶり
映画祭の前夜祭が8日、宮崎山形屋で行われました。宮崎市長の津村氏の挨拶の後、主演の美波さんと吉沢悠さんが登壇し、観客とのトークショーを開催しました。
美波さんは九州弁を学びながら、東京とは違った感情表現に挑戦したことを語り、「アグレッシブでありながら、繊細な映画ですので是非楽しんで欲しい」と期待を寄せました。吉沢さんは、宮崎の雰囲気がリラックスできるものであったと語り、二人の成長の物語が人生そのものとして共感できる点を強調しました。
知事の応援メッセージ
また、宮崎県フィルム・コミッションの会長である東国原英夫知事も前夜祭に参加。映画が地域活性化に寄与することを期待し、宮崎県の魅力を広めていく重要性を語りました。
このような取り組みを通じて、宮崎の文化や産業の発展に繋げていく意向を示し、映画祭への熱い応援を送りました。
上映スケジュールと公式サイト
第13回宮崎映画祭では、全14作品の上映が予定されています。『逃亡くそたわけ-21才の夏』は、6月9日と10日の2日間にわたって上映されます。詳細やチケット情報は映画祭の公式サイトで確認できます。
第13回宮崎映画祭公式サイト
終わりに
『逃亡くそたわけ-21才の夏』は、心の病と向き合いながら成長する若者たちのリアルな姿を描く新たな青春映画です。映画祭を通じて、多くの人にこの作品の魅力が伝わることを期待しています。宮崎県の豊かな自然と文化の中で生まれたこの物語を是非一緒に体感してみましょう。