トランスコスモス、韓国国防部に生成AIチャットボットを提供
トランスコスモスが、韓国国防部の財政情報システム業務向けに生成AIチャットボット「trans-AI Chat」を導入しました。この新しいソリューションは、財政情報システムの高度化とセキュリティ強化を目的としています。
この導入は、韓国の国家行政機関における生成AIの初めての本格的な侵入であり、トランスコスモスと韓国国防研究院(KIDA)との共同事業として進められました。ここでは、セキュリティの強化だけでなく、業務プロセスの効率化に重きを置いています。
国防部所属の国防電算情報院は、正確かつ迅速な情報提供を実現するために、「trans-AI Chat」を導入しました。このチャットボットは、財政・会計業務を担当する職員が利用する情報システムと密接に連動しており、繰り返し寄せられる問い合わせに応じ、規程や政策に基づく正確な情報を提供する役割を果たします。
「trans-AI Chat」は、sLLM(小規模言語モデル)を基盤として設計されており、クローズド環境下でも安定した運用が可能な仕組みを持っています。これにより外部ネットワークへの接続なしに迅速な応答が実現され、安全なデータ処理が可能になります。膨大なデータをもとに特定業務機能を選択的にフィルタリングし、必要な情報を明確に提供することができるのです。さらに、関連法令や出典情報も含まれており、高いセキュリティ要件を満たす環境においても信頼性のある情報が提供されます。
国防部の関係者は、「トランスコスモスのAI技術と検証された運用経験が、国防部の厳しいセキュリティ要件に適合するためチャットボットソリューションを採用しました。これにより、迅速に財政・会計に関する問い合わせに対応できるようになり、利用者の満足度も向上しています」と語ります。
さらに、トランスコスモスは2026年には国防部の財政情報システムにおいて、内部報告書作成業務をAIによって自動化する「trans-AI Document(仮称)」の構築を計画しています。これにより、利用者が自然言語で入力した内容を分析し、報告書フォーマットに自動生成・出力することが可能となります。この変更は、報告業務の利便性や生産性の向上に寄与するでしょう。
トランスコスモスでは、今後も韓国各地の多様な産業に適したAIソリューションを開発し続け、顧客企業の業務革新および競争力の強化を支援していく方針です。
トランスコスモスは韓国国内で約10,000人の従業員を擁し、ITソリューション、EC、デジタルマーケティング、教育コンサルティング、コンタクトセンターの運営など様々な業務領域にわたるBPOサービスを、350社以上の企業に提供しています。これにより、お客様企業のコスト最適化、売上拡大、業務効率向上に貢献しているのです。
トランスコスモスについて
トランスコスモスは1966年に設立されて以来、優れた人材と最新技術を融合させ、価値の高いサービスを提供することを目指しています。世界36カ国の184拠点で運営されており、デジタル技術を活用した顧客企業の変革支援を続けています。また、グローバルEC市場の拡大に伴い、顧客企業の商品やサービスを世界46カ国の消費者に届けるワンストップサービスも展開中です。