イグネス、国内リージョン限定モードを発表
イグネス株式会社(本社:神奈川県横浜市)は、業務システムを対話形式で自動化するAIエージェント「Blaze」に新機能「国内リージョン限定モード」を追加した。これにより、AI処理はすべて日本国内で行われるため、データの越境移転に関する懸念が根本的に解消される。
背景
近年、AIエージェントの業務利用が急速に普及する中、企業はデータの越境移転に対する課題に直面している。具体的には、海外リージョンのサーバーで処理される可能性があることから、個人情報保護や社内のセキュリティポリシーに対する懸念が高まっている。また、顧客情報や機密データを扱う際には、コンプライアンス要件も厳格に守らなければならない。在来のBlazeは、デスクトップアプリケーションとして運用され、業務データや認証情報はベンダーサイドに保存されることがなく、そのアーキテクチャは高く評価されていたが、今回の機能追加によりさらなる強化が図られた。
国内リージョン限定モードの詳細
新たに導入された国内リージョン限定モードでは、管理者が管理画面から操作することで、この機能を有効にすることができる。本モードが有効となると、利用可能なAIモデルは日本国内でホストされているもののみに制限される。この特長には以下のようなメリットがある。
1.
AI処理が国内で完結
管理者が数ステップで設定を完了するだけで、全体のAI処理を国内に限定できるため、手間がかからず運用が容易である。
2.
モデル選択の安全性
本モードが有効になっている際には、モデル選択画面に表示されるのは国内のモデルのみであり、誤って海外のモデルを選択するリスクが大幅に軽減される。
3.
操作性の維持
既存のユーザー体験を損なうことなく、AIエージェントの機能や操作方法はそのままの状態で利用できる。対話によるシステム構築や運用も、これまで通りスムーズに行える。
CEO小倉拓馬のコメント
イグネス株式会社の代表取締役CEOである小倉拓馬氏は、「AIエージェントの導入を検討している多くの企業からデータの越境移転に対する懸念の声をいただいております。国内リージョン限定モードを導入することで、業務データが国外に流出しない安心感を提供し、AIエージェントによる業務変革を進めるサポートを行います」と述べた。
今後の展望
国内リージョン限定モードは、2026年7月15日から提供が開始される予定で、全プランで利用可能となる。ただし、管理者は設定画面からこのモードを有効にする必要がある。
Blazeの実績
Blazeは、それまで数時間から数日を要していた業務の定型作業を、数分で完了させることを可能にするAIエージェントであり、データモデル作成、ワークフロー構築など多岐にわたる機能を提供している。
イグネス株式会社の vision
イグネス株式会社は、CRMの専門知識を活かし、生成AIを導入して企業が直面するデジタル課題を解決するAIネイティブな企業である。今後も米国本社と連携し、顧客体験や業務の体験を革新するプロダクトを展開することを目指している。