三重県明和町で幻想的な百鬼夜行!妖怪美術館がプロデュース
香川県小豆島にある妖怪美術館が、2024年12月15日(日)に三重県明和町で開催される「斎宮百鬼夜行~明和モノノケ群行~」の企画・演出・監修を担当しました。日本遺産にも指定されている斎宮の地に、満月の夜、幻想的な百鬼夜行が繰り広げられます。
妖しい魅力が詰まったイベント内容
本イベントでは、妖怪画家・柳生忠平氏によるライブペイントや、人気ダンスチーム「はむつんサーブCrew」による妖艶なダンスパフォーマンスが披露されます。そして、イベントの目玉ともいえるのが、創作集団「悪役連合」が中心となって繰り広げる妖怪仮装行列です。約10名の人気コスプレイヤー集団が参加し、迫力満点の百鬼夜行を演出します。
参加者は、仮装をして行列に参加することも可能です。事前申込は不要で、参加費も無料です。当日の参加も歓迎しており、誰でもこの幻想的な世界に飛び込むことができます。イベント会場には飲食屋台も出店し、お腹も満たせる充実した内容となっています。
さらに、柳生忠平氏デザインのオリジナル御朱印も販売されます。妖怪好きな方にとって、貴重な記念品となるでしょう。バスツアー客向けには、専用のブースと椅子も用意されており、快適にイベントを楽しむことができます。
ストーリー:史実を基にしたフィクション
イベントのストーリーは、史実を基にしたフィクションです。満月の夜、六条御息所を筆頭に、地中からよみがえった器物の妖怪(付喪神)たちが、かつての「六川群行」を彷彿とさせる百鬼夜行を繰り広げます。光源氏を巡る愛憎劇で知られる六条御息所は、斎宮に下った後も強い妖力を残しており、満月の晩にはその妖力が活性化し、般若の姿で現れると言われています。
この地には、未だ発掘されていない多くの器物も埋もれており、それらも妖怪として蘇り、百鬼夜行に加わるのです。それぞれの妖怪は、絵巻物に登場するような付喪神であったり、現代の魂に憑依した新しい姿の妖怪であったりするなど、多様な姿を見せてくれます。
関係者プロフィール
柳生忠平氏(妖怪画家・妖怪美術館館長)
香川県小豆島出身の妖怪画家。東京、高松、京都などで個展を開催するほか、台湾でも個展やアートブックフェアに出展しています。「妖怪似顔絵」も人気で、フランスの国際アートセンターにも作品が収蔵されています。
はむつんサーブCrew(ダンスチーム)
1999年結成のダンスチーム。TikTokで66万フォロワーを誇り、マドンナのワールドツアーにも参加した経歴を持ちます。「アニメーションダンス」の先駆けとして知られ、世界大会『World of Dance』にも2年連続で決勝進出しています。
創作集団「悪役連合」
レイヤー、スチームパンカー、サバゲーマーなど、様々な分野で活躍するメンバーで構成された創作集団。大阪の「沙界妖怪芸術祭」など、全国各地の妖怪関連イベントで活躍しています。
妖怪美術館について
小豆島の「迷路のまち」に位置する妖怪美術館は、900体を超える妖怪造形作品を展示しています。スマホガイドアプリを使って、まちの中に点在する4つの古民家を巡りながら、妖怪の世界を楽しむことができます。
まとめ
「斎宮百鬼夜行~明和モノノケ群行~」は、妖怪ファンはもちろん、幻想的なイベントを楽しみたい方にもおすすめです。満月の夜に繰り広げられる、忘れられない体験をぜひ味わってみてください。